PRONEWS

  • imgABOUT
  • imgTWI
  • imgFB
  • imgYTU

トップ > コラム > ヒマナイヌ > [ライブ配信手帖]Vol.16 DJI OSMO日本最速(たぶん)レビュー〜新しいカメラの時代へ(前編)

News

[ライブ配信手帖]Vol.16 DJI OSMO日本最速(たぶん)レビュー〜新しいカメラの時代へ(前編)

2015-10-13 掲載

kawai_16_top

ドローンメーカーのDJIが飛ばないドローンを発表!それがOSMO(オズモ)だ!

IMG_9139

ドローンについているカメラと姿勢制御のジンバル部分を取り外し、手持ち撮影に適したバッテリー兼グリップと組合せた、まったく新しいスタイルの4Kビデオカメラだ。これまでGoProがこの分野では先行していたがジンバルとカメラ部分を一体開発してきたDJIがドローン抜き(!)カメラとして発売したことで、このジャンルは実に面白くなっていきそうだ!今回は日本最速で実機を入手することが出来たので限られた時間で可能な限りレポートしていこうと思う。尚、今回使用したOSMOは、評価機版(10月13日現在)である。製品版と異なる部分があるが、ご容赦いただきたい。

OSMOと初対面!

IMG_6336

黒いパッケージは高級ウィスキーかブランデーの箱くらいの大きさ。中から最初に顔を出すケースが面白い!まるで小さなギターケースのようだ!管楽器のケースのようにも見える曲線で構成されたユニークなスタイル。ショルダーストラップもついてるので80cmから130cmまで調整可能。肩にかけてもいいしたすき掛けにしてもフィットする。

IMG_6360

ケースにはDJIのロゴがゴム成形で埋め込まれており、ジッパー部分にはまるでジーンズのような赤いタグがある。ジッパーにはプラスチックの先っぽ??がついており開閉しやすい。

IMG_6364

ジッパーを開くと本体がベルトで固定されている。グリップとジンバル、カメラ、そしてファインダーとして使うスマホのホルダーがひとつになっている。ケースの上フタはベルベット調のマットな仕上げで、いつまでもナデナデしてたい衝動にかられる。

OSMOCASE

DJIの赤いタグのマジックテープをビリッとはがすと本体をケースから取り出すことが出来る。買ったばかりの場合は別の箱から充電器とバッテリーを取り出し充電する必要がある。

BAMG_6366 バッテリーチャージャー

バッテリーチャージャーは細長く充電中は赤いインジケーターがつく。満充電になると緑色に変わる。プラグ部分は格納されるタイプではなくメガネケーブルをつなげるタイプ。付属のバッテリーは1本で仕様書によれば60分の連続録画が出来るという。バッテリーはグリップに格納されるスティック状のもので、大きさは女性の口紅くらいのサイズ。容量は980mAh。60分で満充電となる。

IMG_6350

本体のグリップ部分を見てみよう。まずグリップの底面には三脚穴はなくバッテリーを入れるための開口部とロックスイッチがある。

OSMO_URA単体なら自立するが、スマホをリファレンスとして使用する場合は難しい

よく見るとここに底面部蓋に4つの突起がありスマホのホルダーを取り外せば単体でも立つバランス設計のようだ。

IMG_6349カメラ部分のロック表示部分

グリップとジンバル・カメラ部は分離する。コネクタ同士の向きを合わせてドッキングさせグリップ部分にあるダイヤルを回してロックさせる仕組み。フリー状態の白いアイコンからロック状態の赤いアイコンに向けて回せばいいのでわかりやすい。

IMG_6341

カメラ部分はインターネット黎明期にあったWebカメラを彷彿とさせる丸い形状でカワイイ。よく見ると放熱のスリットや放熱ファンもあり本格的だ。このカメラ部分は防水仕様ではないので扱いには気を付けたい。レンズは単焦点で35mm換算の20mmでF2.8、FOVは94度となっている。魚眼系のアクション系カメラに比べると狭いがビデオカメラにレンズとしては20mmという広角端は広い。レンズにはねじ込み式の保護フィルター(UVフィルター)がついており交換可能。

IMG_6348

オプションでNDフィルターなども用意されているらしい。レンズは少し奥まったところにある。microSDカードのスロットが側面にあり、下から入れる。背面にはmicroUSBのポートがありファームウェアアップデートなどに対応する。ジンバルというのは持ち運ぶときの固定方法が気になる。無理な力が加わると壊れてしまいそうだからだ。OSMOでは3箇所のロックがある。

IMG_6351

使い終わったあとにレンズ上の部分のリングをロックアイコンの方向に回すとまずカメラのパン方向の軸がロックされる。次にカメラ横のリングをロックアイコンの方向に回すとティルト方向の軸がロックする。最後にジンバル部分の付け根にあるスライド式のレバーをロックアイコンにしてぐるっとカメラ部分を回すと収納ポジションで固定される。これでジンバル部分がすべてロックするのでケースに入れて持ち運べる。

IMG_6342

ファインダーがないとお悩みのあなたに!

IMG_6337

次にスマホのホルダー部分を見てみよう。このカメラには液晶がないのでどんな映像を撮っているかはDJI GOをインストールしたiPhone(iPod Touch)もしくはAndroidが必要となる。これをOSMOとWi-Fiで接続しファインダーとして使うという仕組みである。よってスマホと有線で接続する機構はない。ちなみにWi-Fiは2.4GHzと5GHzに対応している。やはりリファレンスしながらカメラを微調整可能なのは非常に便利だ。

IMG_6346

iPhone4/4s/5/5s/6/6sともに問題なく装着できた。iPod touchでも問題ない。iPad miniも試してみたが横に大きすぎてホルダーに収まらなかった。縦にはつくが重さに耐えられず、すっぽ抜けそうなのでやめたほうがいいだろう。

IMG_6340

ホルダーはグリップに対して三脚のパン棒のような構造で固定される。互いに食い込むような構造なので一度決めたスマホのアングルはしっかり固定される。スマホと接触する部分には柔らかいゴムがついており傷がつかないようになっている。

回転して液晶の角2点と逆サイドの3点で保持するようになっていてギミック含め非常によく出来ている印象だ。ただ電源ボタンと干渉する位置になってしまう場合もあるのでスマホの機種によって少し工夫が必要なこともある。

このグリップをねじ込む穴の部分はオプションの延長ロッドにも対応している。底面に三脚穴がないので一脚などにつけたい時はどうするのか?と思ったらこの穴を使って拡張するという仕組みだ。ただこの延長ロッドは華奢でかなり心もとない。サードパーティなどからもっと骨太なものが出るのを待ちたいところだ。

IMG_6353 本体のマイクとマイクジャック

OSMOにはマイクがついている。どれくらいの音が録れるのか気になるところだがグリップの正面に小さな穴がある。スマホの受話口みたいな感じだ。その横に3.5mmの音声入力ジャックがある。OSMOは電源を入れてみるとわかるのだがカメラにファンがついておりそれが回り始めるとかなりうるさい!シュイーンという音がスタンバイの時からするし撮影中もずっとしている。ジンバル自体はほとんど無音なのだがカメラの音が相当大きいので内蔵マイクの音はガイド程度のものと考えたほうがいいだろう。

IMG_6354 サイドに電源ボタン

グリップに操作ボタンは集中している。右側面にスライド式の電源ボタンがある。スライドさせると電源が入りインジゲーターが黄色く点灯する。ジンバル部分のキャリブレーション(初期調整)が終わるとグリーンに点灯する。もう一度軽くスライドさせるとスリープモードに入りジンバル部分はフリーとなる。長くスライドさせると赤く点灯して完全に電源が切れる。

IMG_6355 親指部分のボタン

グリップの親指部分に4つのボタンがある。大きなボタンはジョイスティックのようになっておりカメラヘッドを任意の方向に向ける。つまりグリップ自体は進行方向にむかって持ち続けていてもカメラヘッドを横にパンさせたり上にティルトさせたりということが自在にできる。下にある大きなボタンは静止画撮影のシャッター。右にある赤い丸のついたボタンが動画の録画ボタン。それぞれの解像度や録画モードの設定はアプリで行う。

IMG_6352 グリップ前面のトリガーボタン

ピストル型の正面にあるトリガーはジンバルの制御をコントロールする。現時点でマニュアルが存在しないので動作させながら確認した感じではクリックでヘッディングなんちゃらモード、ダブルクリックで正面にカメラヘッドを戻す、トリプルクリックで180度カメラヘッドを回すセルフィー(自分撮り)モードとなっている。

スマホをホルダーにさして撮影したりアプリで再生したりしていると本体をぽんと机に置きたくなる。その時に便利だったのが商品陳列用のこの白いスペーサーだった。グリップの形に穴が開いてるだけのベースなのだがポンと置けて便利だった。こうした充電スペーサー兼卓上クレードルなどを今後純正オプションで出して欲しい。

久々にワクワクするカメラの登場かも!

IMG_9886

今回、商品に触れたのはほんの一瞬で、使用感をレポートするには至っていないが、グリップ型のジンバル一体型の20mm単焦点ビデオカメラという新ジャンルは持っているだけでワクワクする感じだった。単焦点だけにどのような絵にするかは自分のポジショニングしだい。グリップ型だから自在に動きながら撮るスタイルになる。アプリ側にはタイムラプスやパノラマ機能など撮影の楽しみを増やす数多くの機能が含まれているので、次回、後編で、ぜひ時間をかけてまた触ってレポートしたいと思う。飛ばないドローンを飛ばしてみようと思う!

OSMO 公式サイト:DJI
OSMO 購入サイト:ePROSHOP

WRITER PROFILE

ヒマナイヌ 頓知を駆使した創造企業


[ Writer : ヒマナイヌ ]
[ DATE : 2015-10-13 ]
[ TAG : ]

この記事に関連する商品

【お得なプラスワン】DJI Osmo ハンドヘルド ブラシレス ジンバルカメラ [SYSTEM5]
【お得なプラスワン】DJI Osmo ハンドヘルド ブラシレス ジンバルカメラ [SYSTEM5]
販売価格: ¥85,000(税込)
4K/30p動画の撮影に対応。強力な手ぶれ補正が行えるスタビライザーを搭載した、ハンドヘルド ブラシレス ジンバルカメラです。

関連のコラム一覧

kawai_23_top

[ライブ配信手帖]Vol.23 擬似空撮!都市でドローン風映像を撮影するには?〜DJI OsmoとZ-Axis

txt:川井拓也 構成:編集部 一脚で簡単に撮れるドローン風映像の擬似空撮は都市部にぴったり! 「どうも、川井拓也46歳です」 DJI Osmoの発売時にこれ... 続きを読む

kawai_22_top

[ライブ配信手帖]Vol.22 野外映像編集を実現するために〜Surface Pro 4とSSD

撮影したあとのデータを事務所や自宅に現場からどう安全に持ち帰るか? 収録メディアが大きなテープから、今や切手より小さいSDカードやmicroSDカードになってきました。撮影し... 続きを読む

kawai_21_top

[ライブ配信手帖]Vol.21 DJI Osmoで幕張メッセをウォークスルー!Inter BEEスペシャル!

IntetBEEで実戦投入!俺のOsmo ようやく個人的に入手しましたDJI Osmo!自撮りレポートの新時代を切り開くべく今日は外部マイクのテストであります!今日はオーディオテ... 続きを読む

kawai_20_top

[ライブ配信手帖]Vol.20 Roland V-1HD最速レビューその1〜果たしてV-1HDはどんなサイズ感なのか?

txt:川井拓也 構成:編集部 そのスケール感に刮目せよ!なんだこのコンパクトさは! マルチカメラ収録やライブ配信をやっているユーザーが「待ってました!」とおもわず声を出してし... 続きを読む

kawai_19_top

[ライブ配信手帖]Vol.18 ジンバル一体型4KカメラOsmoに外部マイクはどうだ?

Osmoの内蔵マイクと外部マイクの音の違いを聞いてみる! 今回は、音声部分についてテストしてみたい。Osmoはほとんどの人にとって擬似空撮や擬似ステディカム、擬似スライダー的... 続きを読む

WRITER PROFILE

ヒマナイヌ 頓知を駆使した創造企業


Writer

編集部
PRONEWS編集部による新製品レビューやイベントレポートを中心にお届けします。
石川幸宏
映像専門雑誌DVJ編集長を経て、リアルイベントを中心とした「DVJ BUZZ TV」編成局長として活躍中。
小寺信良
業界で噂の新製品を、AV WatchやITmediaのコラムでもおなじみの小寺信良氏がレポート。
raitank
アートディレクター。あまたの海外ソースを読み漁ってHDSLRを独学。国内と海外の情報流通の温度差にモーレツな疑問を感じ、最新の情報を自ら日本語で発信するblogを運営中。
ふるいちやすし
自身で脚本、監督、撮影から編集、音楽までもこなすマルチプレーヤー。
岡英史
バイクレース及びF3レース参戦など、映像とはかけ離れた経歴を持つ異色ビデオカメラマン
江夏由洋
兄弟で株式会社マリモレコーズを設立し、ノンリニアにおける映像技術、映像制作を中心に、最新技術を取り入れたワークフローを提案している。
手塚一佳
CGムービー制作、ネットワークゲーム制作を得意とするデジタルデザイン会社アイラ・ラボラトリの代表取締役。
山本久之
映像エンジニア。フリーランスで映像設備のシステムインテグレーションと、ノンリニア編集に携わる。
鍋潤太郎
ロサンゼルスを拠点とするVFXジャーナリスト。
江口靖二
江口靖二事務所主宰。現在デジタルサイネージコンソーシアム常務理事などを兼務。
安藤幸央
無類のデジタルガジェット好きである筆者が、SIGGRAPH ASIAやCESなど海外の注目イベントを紹介。
高野光太郎
Cosaelu株式会社 代表取締役 / 映像ディレクター ミュージックビデオ、番組オープニングタイトル、CM、劇場映画、全てをデスクトップで制作。
ヒマナイヌ
頓知を駆使した創造企業
オースミ ユーカ
映像ディレクター。企画、脚本から演出までジャンルを問わず活動。
林和哉
映像プロデューサー/ディレクター。入口から出口まで全てのポジションを守備範囲にしている。最新技術が好物で、各種セミナー活動も豊富。
土持幸三
1970年生。鹿児島県出身。俳優を経て渡米。LA市立大卒業・加州立大学ではスピルバーグと同期卒業。帰国後、映画・ドラマの脚本・監督を担当。川崎の小学校で映像講師も務める。
茂出木謙太朗
株式会社キッズプレート代表。「楽しいInternetコンテンツ」をテーマに活動。現在VRの可能性をまさぐり中。CG-ARTS協会会員
猿田守一
企業用ビデオ、CM、ブライダル、各種ステージ記録など撮影から編集まで地域に根ざした映像制作活動やCATV局などへの技術協力なども行っている。
松本敦
映像クリエイター。企業VPからスポーツイベント撮影まで幅広く手がける。アクションカムやドローンなどの特殊ガジェット好き。
黒田伴比古
報道・ドキュメンタリーエディターでありながら、放送機器に造詣が深く、放送局のシステム構築などにも携わるマルチプレーヤー。
ヒラタモトヨシ
ファッションとテクノロジーを繋ぎイノヴェーションを生み出す事をライフワークとし、WEB/ライブメディア/高精細映像表現を追求。
須藤高宏
東京・国分寺市に於いて録音スタジオ「マイクロサウンド」を運営し各種録音編集に携わる傍ら最近では各種イベント配信音声を担当。
猪蔵
いつも腹ペコ。世の中の面白いことを常に探っている在野の雑誌編集者。
ベン マツナガ
未来シネマ/ディレクター。ハリウッドでの大型映像制作、映画「血族」のプロデュースを経て、現在は、映像を通じて人と人をつなげるドキュメンタリー作りに没頭している
金田浩樹
映画・テレビの映像制作を中心に、USTやニコ生等、ライブメディア各分野を横断して活動中。ジャンルや固定概念にとらわれない構成力と発想に定評あり。
ViewingLab
未来の映像体験を考える有志の研究会。映画配給会社、映像作家、TV局員と会員は多岐に渡る
稲田出
映像専門雑誌編集者を経てPRONEWSに寄稿中。スチルカメラから動画までカメラと名のつくものであればなんでも乗りこなす。
山下香欧
米国ベンチャー企業のコンサルタントやフリーランスライターとして、業界出版雑誌に市場動向やイベントのレポートを投稿。
萩原正喜
米国コロラド州から、米国のデジタル放送事情からコロラドの日常まで多岐に渡るコラムをお届けします。
坪井昭久
映像ディレクター。代表作はDNP(大日本印刷)コンセプト映像、よしもとディレクターズ100など。3D映像のノンリニア編集講師などを勤める。
林永子
2005年よりサロンイベント「スナック永子」を開催。通称「永子ママ」
岡田智博
クリエイティブクラスター代表。メディアアートと先端デザインを用いたコンテンツ開発を手がけるスーパー裏方。
しらいあきひこ
カメラメーカー、ゲーム開発などの経験を持つ工学博士が最先端のVR技術を紹介。
秋山謙一
映像業界紙記者、CG雑誌デスクを経て、2001年からフリージャーナリストとして活動中。
今間俊博
アナログ時代の事例を通じ、教育関連の最新動向を探る。
伊藤裕美
オフィスH(あっしゅ)代表。下北沢トリウッドでアニメーション特集上映を毎年主催している。
UserReport
業界で話題の商品を実際に使ってみてどう感じたかを、各方面の様々な方々にレポートしていただきました。
System5 Labs
SYSTEM5スタッフが販売会社ならではの視点で執筆します。

トップ > コラム > ヒマナイヌ > [ライブ配信手帖]Vol.16 DJI OSMO日本最速(たぶん)レビュー〜新しいカメラの時代へ(前編)