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[イベント映像演出の世界]Vol.11 フットワークの軽さでさまざまなタイプの現場に対応する〜株式会社エージーエーコーポレーション

2016-02-02 掲載

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「ケーブル1本からお届け」が合言葉

株式会社エージーエーコーポレーションは、平成2年に創業し、個人向けの機材レンタルからイベント設営・運営までと、映像音響に関わる幅広い分野で業務を展開している。ケーブル1本のレンタルから、大規模イベントの映像演出までと、あらゆるタイプの現場を見てきた同社だからこそ感じるイベント映像演出のポイントについて、技術部 部長 若井良治氏、技術部 テクニカルサービス課 主任 細田忠克氏、企画営業部 岩田弘道氏の3名にお話を伺った。

151204_AZA_gaikan

成長の秘訣は幅広い顧客に対応できるコーディネート力と技術力

──レンタル機器のラインナップを見ると、かなり多岐に渡っていますが。

若井氏:弊社の場合、カラオケ関連事業からスタートしたということもあり、カラオケ大会を開催したいというお客様向けに、音響機器・テレビモニターなどニーズに合わせて、映像音響機材のラインナップを拡充してきました。

151204_AZA_Wakai 技術部 部長 若井良治氏
──現在の主力レンタルアイテムを教えてください。

若井氏:液晶プロジェクターは、モバイルから高輝度プロジェクターまで、幅広くご利用いただいています。ワイヤレスマイクなども人気があります。珍しいところでは、サンパチマイク(Sony C-38B)も良く出ています。撮影やステージ演出などの用途でも、ご利用いただいていますね。

──機材レンタルから事業展開を拡大された理由は?

岩田氏:弊社のお客様は、映像や音響のプロでは無い方も沢山いらっしゃるので、実施されるイベントの内容を聞いて、機材選定からお手伝いすることも多くあります。その中で、「機材の設置や調整もお願いしたい」「機材の操作までお願いできないか?」ということを言われることが増えてきたこともあり、専用部署の設立と人材育成を行うようになりました。機材レンタルと現場オペレーションの両方の経験値から、必要な機材を選定していくスキルや対応力などは、グッと上がりましたね。

151204_AZA_Iwata 企画営業部 岩田弘道氏
──オペレーションでは、どういった現場が多いのでしょうか?

細田氏:最近は、マルチソースや超ワイド映像を用いた映像演出の現場が増えてきています。

151204_AZA_Hosoda 技術部 テクニカルサービス課 主任 細田忠克氏
──技術的に難しい点はどこでしょうか?

細田氏:カメラ映像、PCからの出力、ゲーム機器の信号など、信号形式がバラバラなものを束ねて操作することが多く、投影する先もアスペクトが異なるなど、より空間演出に映像演出が近づいたように思います。

岩田氏:最近の現場では、ゲーム機18台を使ったイベントが印象的でした。その時には、プレイ画面を分割させたり、解説席向けにリクエストされた映像と音声を出したりという内容でしたので、4名でオペレートしました。

──そういった現場での機材選びのポイントがあれば教えて下さい。

細田氏:ゲームのイベントでは、音声も同時に扱う必要があったので、RolandのXSシリーズを中心に構成を組みました。XSを複数台使用することで、マルチ画面の同時切り替えも、お客様の希望する演出プランに合わせて、こちらから提案できることも増えてきています。

151204_XS_2 XS-84H 2台を使用した現場

岩田氏:逆に、セッティングまでを担当してオペレートはお客様が行う場合は、「誰が触っても大丈夫」な解りやすい製品を選んでいます。Roland V-40HDなどがコスト面でも有利なので、多くご利用いただいてますね。

roland12_stock

今後の展開について

151204_AZA_tanshi 多様な機器をチェックするために用意された端子盤 151204_AZA_cable1pon 社内の各所に貼られたスローガン

若井氏:専門性が高いスタッフがケーブル1本から貸し出すというのが弊社の強みなので、レンタル事業のフィードバックを集めて現場に活かすという全社的な動きを、より強固にしていきたいです。

2.9mmピッチのLEDディスプレイを新たに導入したのですが、修理やパーツ交換なども自社で行えるように体制を整えています。トラス吊りなどのテストも行えるスペースを作ったので、イベント演出に合わせて新しいことを提案していきたいと考えています。

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[ Writer : 編集部 ]
[ DATE : 2016-02-02 ]
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