[コロラド紀行]Vol.41 メジャーリーグ終盤の各チームの競り合い

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[コロラド紀行]Vol.41 メジャーリーグ終盤の各チームの競り合い

2009-08-30 掲載

[コロラド紀行]Vol.41 メジャーリーグ終盤の各チームの競り合い

アメリカのメジャーリーグ野球のチームのコロラドロッキーズがシーズン初めはその属しているナショナルリーグのWest Division5チームの最下位だったのですが、先のこのレポートで紹介しました通り、チームの監督を入れ替えて、その後気が変わった様に勝ち進んで現在2位の順位を確保しています。

コロラドロッキーズのマーク:
ロッキー山脈に野球のボールをあしらったコロラドロッキーズの印章です。Tシャツの胸の部分にこのマークを印刷したものを着てクアーズフィールドへ観戦に来る地元ファンを大勢見かけます。

いよいよメジャーリーグも終盤に入って来て各チームの競り合いが熱を帯びて大変面白くなって来ていますが、特に地元コロラドロッキーズとサンフランシスコジャイアンツとのワイルドカードを狙う試合は日替わりメニューの様に2位となったり3位に落ちたりと目まぐるしく変わり地元ファンをハラハラさせています。

先々週にジャイアンツとの直接3連戦が行われて、ロッキーズが2勝1敗と勝ち越してからロッキーズが僅かながら抜け出し、現在West Divisionの首位を行くロサンゼルスドジャースとの3連戦が地元Coors Field球場で8月26日(水)から行われ、その初戦をロッキーズが延長戦の結果5対4で勝利しました。続く2連戦を勝利するとドジャースを抑えて首位に躍り出ると言う状況となっていましたが、どっこい、そうはさせない、と言う事でドジャースがその打撃とピッチングの実力を見せつけて後の2試合はロッキーズを抑えて2連勝しました。

さらにその後8月28日(金)、29日(土)、30日(日)とワイルドカードの争奪で重要なロッキーズとサンフランシスコジャイアンツとの3連戦が行われて、今度はジャイアンツが3連勝して、一旦4ゲームのリードをしていたロッキーズがどうしたことか3連敗したことから、この2チームは全く一線に並んで、いよいよワイルドカード争奪戦は熱を帯びてきました。

ちなみに、8月30日(日)の試合が終了したところでの現在のWest Divisionの各チームの戦績を見ますと下記の様になっています。

順位 チーム 勝数 負数 勝率
1位 ロサンゼルスドジャース 78 53 0.595
2位 コロラドロッキーズ 72 59 0.550
3位 サンフランシスコジャイアンツ 72 59 0.550
4位 アリゾナダイアモンドバックス 59 72 0.450
5位 サンディエゴパドレス 56 76 0.424

この後ロッキーズは8月31日(月)は試合が有りませんが、9月1日(火)2日(水)、3日(木)とニューヨークメッツとの3連戦が控えています。今後のロッキーズの善戦を期待して地元ファンはヤキモキと言うところです。

現在ナショナルリーグのワイルドカード争いは実質的に下記の3チームの争奪戦となっていますが、特に一線に並んでいる同じWest Division内のジャイアンツとの争いが大変見物と成っています。

チーム 勝数 負数 勝率
コロラドロッキーズ 72 59 0.550
サンフランシスコジャイアンツ 72 59 0.550
アトランタブレーブス 68 62 0.523

決着がつくまで今しばらくはこの成り行きから目が離せません。


メジャーリーグ野球の仕組み

日本選手が大勢活躍している今シーズンのメジャーリーグ野球ですが、日程が終盤に入って来て各チーム間の競り合いが熱を帯びて来ている最近です。メジャーリーグ野球がどのような仕組みで対戦されているのかその構成を承知して残りの各試合の成績を眺めるといっそう面白みを増す事になると思います。以下にその基本的な部分のみを記しますのでご参照下さい。

チームの構成

  • メジャーリーグ全体のチーム数は30チーム。
  • American LeagueとNational Leagueの2リーグ制。
  • American Leagueは全体で14チーム構成。
  • National Leagueは全体で16チーム構成。
  • 各リーグはWest, Central, Eastの3Divisionから成る。
  • コロラドロッキーズはNational LeagueのWest Divisionに属している。

ワールドシリーズへの過程

  • 各デイビジョンで最も勝ち数の多いチームがプレーオフを行う。
  • 各リーグの4番目の順位を得たチームがプレーオフ試合の4チームの一つとして加わる。
  • この4番目の順位をWild Cardと呼んでいる。
  • 各リーグでのプレーオフを勝ち進んだ1チームがWorld Seriesの対戦7ゲームを行う。
  • World Seriesの対戦で4勝したチームが今シーズンのチャンピオンシップを獲得する。

チームの今シーズンの成績とチーム選手全体の給与合計金額

  • 両リーグで打撃やピッチングで最も良い成績を現在までに残しているチームはニューヨークヤンキースでチーム選手全体の給与の合計は2億800万ドルでメジャーリーグでのトップとなっている。
  • アメリカンリーグの昨年の覇者のタンパベイレイズのチーム選手全体の給与の合計は6800万ドルで、両リーグ30チームのうちで22位となっている。
  • 昨年のワールドシリーズの覇者のフィラデルフィアフィーリーズのチーム選手全体の給与合計はナショナルリーグEast Divisionでの首位となっている。
  • コロラドロッキーズのチーム選手全体の給与合計は7200万ドルで両リーグ30チームのうちで21位となっている。

大金を投じて優秀な選手を獲得しているチームが強いのは当たり前と言う事だと思いますが、結果が必ずしもそうは行かないのが野球の勝負の面白さと言えるかもしれません。

一昨年のコロラドロッキーズの活躍はそうした意味で安い費用で大きな成果を獲得した、と言う事でロッキーズのオーナーは大変良い買い物をした、と言われています。さて、今シーズンはどうなるでしょうか?

デンバーの日本人学校

デンバーに在る日本総領事館の話によりますと、コロラドに在留している日本人で領事館に在留邦人として登録している人の数は現在約4000名弱で、そのうちの約2000名がデンバー地区に住んでいるとしています。

デンバー日本語補習学校の校舎:
広大な駐車場に面しているデンバー日本語補習学校の校舎です。校舎はArapahoe Community Collegeの北校舎を使用しており、学年、年齢別に多くの教室が確保されています。

在留邦人の子供たちの為に準備されている日本人学校は主として両親がコロラドでの在任を終えて日本へ帰国する事になった時、その子供たちが日本で少しでもスムースに日本社会へとけ込める様にと配慮して、特に日本語での会話や読み書き面での訓練をすることを主体として活動している教育施設で、そうした意味から日本語補習学校と命名されています。

毎週末に開校されており、生徒たちはその学年や年齢別にクラス分けされて日本語の訓練、勉強をしています。なかなか難しい教育テーマですが、先生たちの長年にわたる努力が脈々と続いています。

私の娘2人も日本からデンバーへ移住して来たときに1年間お世話になっています。しかしながら、私たちの場合はいずれ帰国する訳ではないので、いわゆる帰国子女とはならないため、むしろ英語での会話や読み書きが重要であった事からその後はお世話になっておりません。

デンバー日本語補習学校の校舎の出入り口:
このNorth入り口から日本人の生徒たちが教室へ向かいます。

日本語補習学校はデンバーの南に在るLittletonの町に在って、その地区の市民大学であるArapahoe Community Collegeの校舎の一部を使用していますが、その西側を南北に走っている主要幹線道路のSanta Fe Driveを挟んで衛星TV放送で知られているEchoStar社の主要事業所が近くに在って、閉鎖されたショッピングモールの建物を改装して衛星TV放送事業を始めたユニークな事で知られています。


あとがき

先のこのレポートで7月30日(木)にデンバー地区での夏の最低気温の最低記録となった事を報告しましたが、その後8月16日(日)には1978年に記録した最低気温の華氏47度(摂氏8.3度)と同じ最低気温を記録しています。

そして、それからちょうど1週間後の8月23日(日)の午後2時42分には今度は1878年に記録した華氏98度(摂氏36.7度)と言う最高気温と同じ気温を記録しました。ちなみにデンバー地区での夏の日の平均最高気温は華氏86度(摂氏30度)で、最低気温の平均は華氏55.3度(摂氏12.9度)となっています。

8月のデンバー地区などのロッキー山脈の東山麓フロントレンジと呼んでいる一帯は例年よりもかなり雨量が多いのですが、例年より乾燥しているというおかしな気候となっています。

こうした気候の変化の記録でいろいろな新記録がたて続けに発生しているのはたしかに何かが少しずつ変化していると言う事の現れと思われ、地球の温暖化の為ではないか?と思わされる今年のデンバー地区の夏となっています。

お盆も過ぎて8月末となりましたが、まだまだ日本では残暑厳しい気候かと思います。皆さん体調管理に心がけ暑さに負けずに乗り切ってください。


[ Writer : 萩原正喜 ]
[ DATE : 2009-08-30 ]
[ TAG : コロラド紀行 ]

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萩原正喜 萩原 正喜
(はぎわら まさき)

1939年生まれ、群馬県前橋市出身。大手AV機器メーカーで技術畑を歩み1996年に技師長で定年退職。その後アメリカコロラド州へ移住し、デンバーに隣接するAurora市に在住。アメリカ人の夫人とすでに独立している長女、次女の娘二人と犬2匹という家族構成。
現在は、毎日裏庭を走り回る8才の雌のジャーマンシェパードと4才の雌のレッドドーバーマンの2匹の犬のしつけと面倒をみるなど悠々自適な日々。


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