[GadgetFinder]Shoot.02 新しいヒントを教えてくれるビデオスナップとは? iVIS

HOME  >  COLUMN  >  ヒマナイヌ  >  [GadgetFinder]Shoot.02 新しいヒントを教えてくれるビデオスナップとは? iVIS

Column

[GadgetFinder]Shoot.02 新しいヒントを教えてくれるビデオスナップとは? iVIS

2009-10-20 掲載

[GadgetFinder]Shoot.02 新しいヒントを教えてくれるビデオスナップとは? iVIS

映像に纏わるものであればすべてに食指が伸びるのが、映像集団ヒマナイヌ。業務用と民生用との役割があいまいになっている昨今この状況はさらに増すのは自明である。今日も西にデジタル一眼が発売されれば、即ゲット&検証!東にテープレスカメラがあれば、仕事の発注が来る前に商品注文して即検証!ひょっとしたらアイデア一つで明日の映像世界に貢献するのではないのか?そんなあまた存在するガジェットを独断と偏見で取り上げて紐解いていきたい。今回は何気に見落としがちな民生ビデオカメラの便利機能を取り上げてみたい。これが意外と使えるのよね。

Find the new in the old things,and the old in the newthings

撮った動画はテープからハードディスクの時代になっても見返す機会はあまりない。実時間で撮影したものは編集しない限り撮った当人以外が見るに堪えないからだ。その昔、8mmフィルムカメラが家庭で映像を撮れる唯一の手段だった頃、カメラはボタンを押している間だけ撮影できた。これは現像も必要な8mmフィルムが1本3分しか撮影できないこと、フィルム代と現像代が必要で高価だったという技術的な制限のためだった。そのため、2泊3日の旅行を1本のフィルムで撮影するなどが普通だった。しかし逆にその制限のおかげで撮影されたフィルムはすでに編集された映像となり、家族集まって映写機を囲んで楽しい上映会を繰り返しできた。

ビデオスナップという発明

ここにヒントがある。撮影時に編集していれば見返すに足る動画ができるというわけだ。キヤノンのiVISシリーズのビデオスナップ機能は、まさにこの8mmフィルム感覚の古くて新しい機能だ。カメラのビデオスナップボタンを押すと4秒のクリップが撮影できるモードになる。液晶画面には青い枠が表示され録画ボタンを押すとそれが1秒ごとにフレームインジゲータで録画が終了したことを教えてくれる。この4秒という時間設定が絶妙だ。3秒では被写体とその状況を説明するには短すぎ、5秒では並べた時に冗長に感じる。4秒は撮影するときの1カットの表現力・情報量とプレイリストにして並べて再生したときのテンポ感のもっともバランスする秒数であるといえる。

ビデオスナップモードにして家族と休日どこかに出かけたりするとビデオカメラをデジカメのように使うことに気がつく。ところどころでちょっと写真を撮るように動画を撮る。手のひらサイズだがハイビジョンなので情報量は十分。しかも4秒という制限の中でも十分にパンやティルトはできる。臨場感あふれるドルビーステレオ音声も同時に収録される。1枚の写真では表現できないその場の臨場感がそこに記録される。

さらに撮るだけではなく、カメラの中での編集も可能だ。その日撮影したビデオスナップだけをプレイリストにし、NGカットを削除していくだけで見るに足るダイジェストムービーが出来上がる。ビデオスナップではないモードで撮影したロングクリップも再生中に1ボタンでビデオスナップに切り出すこともできる。音楽をカメラ内でつけることもでき、プレイリストのままパソコンに転送してネットにアップロードすることもできる。

そう、ヒントはそこにある

編集をどうするのかではなく?全く行わないというのは、灯台下暗しである。4秒という制限を持つビデオスナップというネーミングはまさに言い得て妙である。映像制作ワークフローを考えるときには考えつかない発想だ。映像制作のヒントは様々なところに見え隠れする。視野を広く持ち、業務用、民生用など関係なくアンテナは伸ばしておくべきだ。これからの映像製作者には必要なポイントだと思う。先日納品した映像にビデオスナップを用いたことはここだけの話にしておこう。


[ Writer : ヒマナイヌ ]
[ DATE : 2009-10-20 ]
[ TAG : Canon GadgetFinder ]

関連のコラム一覧

[Canon EXPO Tokyo 2010]1.2億画素CMOSセンサーが魅せる未来のカタチ

[Canon EXPO Tokyo 2010]1.2億画素CMOSセンサーが魅せる未来のカタチ

東京港区のグランドプリンスホテル新高輪において、キヤノンが5年ごとに開催しているCanon EXPO Tokyo 2010が11月10日から12日の3日間開催された。会場はホテル内 .... 続きを読む

[キヤノン プロフェッショナルムービー体感会2010]デジタル一眼、そしてXF300/XF305盛り上がるキヤノン製品

[キヤノン プロフェッショナルムービー体感会2010]デジタル一眼、そしてXF300/XF305盛り上がるキヤノン製品

去る6月3、4日の両日、東京都港区港南のキヤノンSタワーにおいてキヤノン プロフェッショナルムービー体感会2010が開催された。このイベントは、6月下旬に発売となるビデオカメラXF .... 続きを読む

[ファイルベース収録カメラ最新案内]特別編 キヤノンXF305によるクロマキー合成トライアル

[ファイルベース収録カメラ最新案内]特別編 キヤノンXF305によるクロマキー合成トライアル

前回のキヤノンXF305によるレビューを行いたい。今回は、クロマキー合成だ。 ビデオ画像を合成する方法としては色をキーにしたクロマキーと輝度をキーにしたルミナンスキーがあるが、いず .... 続きを読む

[Point of View]Vol.24 キヤノンが放つファイルベースカメラXF300/XF305とは?

[Point of View]Vol.24 キヤノンが放つファイルベースカメラXF300/XF305とは?

新開発の4.1-73.1mm/F1.6の18倍ズームレンズを搭載 昨年のInterBEEでモックアップを出展して注目を集めたファイルベースビデオカメラが正式発表となった。Inte .... 続きを読む

[GadgetFinder] Shoot.05  迫り来る書籍の電子化は福音を鳴らすか?

[GadgetFinder] Shoot.05 迫り来る書籍の電子化は福音を鳴らすか?

映像に纏わるものであれば、すべてに食指が伸びるのが、映像集団ヒマナイヌ。業務用と民生用との役割があいまいになっている昨今この状況はさらに増すのは自明である。今日も西にデジタル一眼が .... 続きを読む

[GadgetFinder]Shoot.04 原点回帰そして映像はライブで花開く

[GadgetFinder]Shoot.04 原点回帰そして映像はライブで花開く

映像に纏わるものであれば、すべてに食指が伸びるのが、映像集団ヒマナイヌ。業務用と民生用との役割があいまいになっている昨今この状況はさらに増すのは自明である。今日も西にデジタル一眼が .... 続きを読む

WRITER PROFILE

ヒマナイヌ 頓知を駆使した創造企業


Writer

編集部(99)
PRONEWS編集部による新製品レビューやイベントレポートです。
稲田出(27)
映像専門雑誌編集者を経てPRONEWSに寄稿中。スチールカメラから動画までカメラと名のつくものであればなんでも乗りこなす。
石川幸宏(35)
映像専門雑誌DVJ編集長を経て、リアルイベントを中心とした「DVJ BUZZ TV」編成局長として活躍中。
小寺信良(23)
業界で噂の新製品を、AV WatchやITmediaのコラムでもおなじみの小寺信良氏がレポートする動画連載。
raitank(5)
あまたの海外ソースを読み漁ってHDSLRを独学。海外から仕入れた情報を日本語で発信するグラフィックデザイナー/アートディレクター。
ふるいちやすし(44)
自身で脚本、監督、撮影から編集、音楽までもこなすマルチプレーヤー。
岡英史(19)
バイクレース及びF3レース参戦など、映像とはかけ離れた経歴を持つ異色ビデオカメラマン
手塚一佳(44)
CGムービー制作、ネットワークゲーム制作を得意とするデジタルデザイン会社アイラ・ラボラトリの代表取締役。
江夏由洋(13)
兄弟で株式会社マリモレコーズを設立し、ノンリニアにおける映像技術、映像制作を中心に、最新技術を取り入れたワークフローを提案している。
山本久之(26)
映像エンジニア。フリーランスで映像設備のシステムインテグレーションと、ノンリニア編集に携わる。
林永子(26)
2005年よりサロンイベント「スナック永子」を開催。通称「永子ママ」
鍋潤太郎(18)
ロサンゼルスを拠点とするVFXジャーナリスト。
高野光太郎(4)
映像クリエイター。フリーランスにてミュージックビデオ、番組オープニングタイトル、CM、劇場映画、全てをデスクトップで制作。
安藤幸央(9)
無類のデジタルガジェット好きである筆者が、SIGGRAPH ASIAやCESなど海外の注目イベントを紹介。
猪蔵(5)
いつも腹ペコ。世の中の面白いことを常に探っている在野の雑誌編集者。
山下香欧(8)
米国ベンチャー企業のコンサルタントやフリーランスライターとして、業界出版雑誌に市場動向やイベントのレポートを投稿。
ヒマナイヌ(5)
頓知を駆使した創造企業
坪井昭久(5)
映像ディレクター。代表作はDNP(大日本印刷)コンセプト映像、よしもとディレクターズ100など。3D映像のノンリニア編集講師などを勤める。
萩原正喜(69)
米国コロラド州から、米国のデジタル放送事情からコロラドの日常まで多岐に渡るコラムをお届けします。
岡田智博(7)
クリエイティブクラスター代表。メディアアートと先端デザインを用いたコンテンツ開発を手がけるスーパー裏方。
江口靖二(5)
デジタルサイネージコンソーシアム常務理事、慶應義塾大学DMC機構研究員などを兼務。
しらいあきひこ(2)
カメラメーカー、ゲーム開発などの経験を持つ工学博士が最先端のVR技術を紹介。
今間俊博(5)
尚美学園大学 芸術情報学部 情報表現学科 教授。アナログ時代の事例を通じ、教育関連の最新動向を探る。
伊藤裕美(5)
オフィスH(あっしゅ)代表。下北沢トリウッドでアニメーション特集上映を毎年主催している。
秋山謙一(17)
PRONEWS記者。映像業界紙記者、CG雑誌デスクを経て、2001年からフリージャーナリストとして活動中。
UserReport(10)
業界で話題の商品を実際に使ってみてどう感じたかを、各方面の様々な方々にレポートしていただきました。
System5 Labs(8)
SYSTEM5スタッフが販売会社ならではの視点で執筆します。

HOME  >  COLUMN  >  [GadgetFinder]Shoot.02 新しいヒントを教えてくれるビデオスナップとは? iVIS