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[オタク社長の機材買ってみた]Vol.02 便利な周辺機器を使い倒せ!

2011-03-29 掲載

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安価で高性能、AG-AF105にベストマッチなリグ、ikanリグ!  

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ikanのリグキット「Super Fly」。必要なものが揃い、シンプル且つ頑丈。しかも安価。今回はここからトッププレート以外を取り付け「Deluxe Fly」と同様のキット内容で運用

一回目から、時間が空いてしまったが、AG-AF105を使いまくりである。さて、今回は、屋内/夜間向け撮影に使ってみた。とはいえ、こちらもゲームムービー向けのプリプロで、実はもっと安価なSD映像でも充分なのだが、暗所での撮影希望と、画角の要望が多かったので、思い切ってテスト運用中のAF105を使ってみたのだ。

実はとても重要なポイント。私は、AG-AF105の大きな利点の一つは、そのコストパフォーマンスの高さにあると思っている。AG-AF105は、レンズマウントにm4/3を使用しているため、そのランニングコストの安さは際立っている。つまり、弊社のような小規模プロダクションであっても、自社でカメラやレンズ群を所有して、いつでも使うことが出来るのだ。

従来、シネライクな映像が欲しいとなれば、例えば最安値の撮影セットとなるCanon EOS 5D mark2であったとしても、レンズ群やカメラサポート類を自社で全部揃えるのは不可能で、必ずレンタル業者さんに事前に確認した上で、いちいちコストを払ってカメラ周辺機器を借りてくる必要があった。ところが、AG-AF105であれば、どんな高いレンズでもm4/3ならばせいぜい10万円程度で買うことが出来る。周辺機器もDSLR/DSMCの安価なものが流用可能で、しかも、AVCHDフィニッシュで構わない映像であるのなら、高価な出入力系キットも特に必要ない。あたかも大手制作スタジオでもあるかのように、いつでも必要なときに使い慣れた機材を手にして撮影に入れるというのは、何とも心強いものなのだ。しかもその画質はフルHDの中でもずば抜けていると来ているから、嬉しい。

さて、まずは前回の反省から、実運用向けにリグを組み直してみた。ベースロットマウント「GENUS GMB/A」の代わりに、お借りしたikanのリグ「Super Fly」をトッププレートを外して運用。事実上の「Deluxe Fly」モードでの運用だ。

このikanの「Super Fly/Deluxe Fly」は元々はDSLR/DSMC用のリグだ。しかし、小柄で丸っこいAG-AF105には、ビデオ用のリグよりもこのDSLR/DSMC用のリグの方が適しているようで、非常にバランス良くなった。このリグに、弊社の秘密兵器でもあるフォローフォーカス、ikan「F3 Friction Follow Focus」を取り付け。このikanのフォローフォーカスは、非常に変わっている。

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ikan「F3 Friction Follow Focus」。ギアではなく、ゴムリング式のフォローフォーカスだ

まず、フォローフォーカスおなじみのギアが無い。その代わりに付いている二つの車輪が、とても柔軟性のあるシリコンゴムで出来ている。次に、普通であればレンズに取り付けなければ行けないギアベルトもない。ギアベルトの代わりに、この、フォローフォーカスのゴムを強く押しつければ、それだけでフォーカスリングを回せるようになるのだ。 あまり力がかかるとゴムが滑ってしまうので大型レンズには正直不向きだが、元々が女子カメラ用途でもあり、力のいらないm4/3のレンズならばこれで必要充分。しかも安い!

実は、m4/3ではギア式のフォローフォーカスは、レンズ長が足りずに設置すら出来ない機種も多い。また、m4/3には、鏡胴が細く、レンズが小さく、沈胴フォーカスのレンズが多く、さらにフォーカス回転方向も業界標準のCanon型と逆という特性がある。従って、AG-AF105でm4/3レンズを使ってフォローフォーカスを使用したいと考えている場合には、ギアに動きを限定されるギア式フォローフォーカスよりも、今のところこのikan「F3 Friction Follow Focus」が一番安全な選択肢と言える。

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WRITER PROFILE

手塚一佳 CGムービー制作、ネットワークゲーム制作を得意とするデジタルデザイン会社アイラ・ラボラトリの代表取締役。


[ Writer : 手塚一佳 ]
[ DATE : 2011-03-29 ]
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