いきなりGH3の大看板!そこにはPicture Motion Perfectionの文字も…

Photokinaは、2年に1度ドイツのケルンで開かれる写真とカメラの祭典である。2年に1度ということで、未発売の最新機材や今後のロードマップも積極的に公開されるのも特徴で、そのためこのPhotokinaでの動向は、欧州のみならず、今後2年間のカメラの世界を占う重要な指針となっている。今回は、その会場からのレポートをお送りしたい。

ムービーも内包するようになったPhotokina

商談スペースが一般客から見える位置にあるのがPhotokinaのスタンダード

もちろんPhotokinaもこうした展示会の常で、各メーカーブースでの商談会がメインではある。しかし、このイベントには一般客も多数来場し、実際の客の反応を見ながら欧州各ショップが商品購入契約を結ぶという特徴がある。面白いことに、他のイベントでは隠されている事の多い商談スペースが、一部一般客側に見えるようになっているブースが多く、そのため、契約時にも、臨場感溢れる取引が出来るのだ。もちろん一般参加者の側も、自分たちが欲しい商品が実際に数多く取引されているのを目の当たりにすることで、嫌が応にも購買欲が高まる仕組みだ。

また、昔からの貴族や彼らの用いるブランド品の伝統の残る欧州において、特に高級カメラなどは、一般客=直接の顧客という認識もある為、カメラ相談会やハンズオンコーナーと称して、一般来場客との商談スペースがあるブースも多い。夫婦連れで来場して奥さんの顔色を伺いつつ、その場で予約契約をしていく参加者などが多いのは非常に面白い。私もプレス参加であるにもかかわらず、値段を聞くと「ご予約されますか?」と聞かれることが多く、驚かされた。時計のスイスバーゼル展などにもこうした傾向があるが、この辺は他のカメラ系展示会には見られない特徴だ。カメラの、高級嗜好品というもう一つの側面を垣間見ることが出来るのは面白い。

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カメラの説明を熱心に受ける一般客。高級カメラの多くはこの場で予約をすることが出来る

今回のPhotokinaのプレスルームでは「ムービー撮影も普通になったよねえ」という会話が頻繁に交わされた。それもそのはず、2回前(4年前)2008年のPhotokinaこそが、Canon EOS 5D Mark IIによるスチルカメラムービーの始まりであり、そこからの大判素子にによる撮影ブームの始まりだったのだ。なお、今回、スチルカメラによるムービーをPRONEWS定番のDSLRという呼び方をしていないのには訳があるのだが…。つまり、このPhotokinaこそがスチルカメラムービーの生まれ故郷と言えるのだ。

もちろん、「写真人」という名前の通り、写真の祭典であるPhotokinaにおいて、その流れを嫌うものも根強く存在するが、そもそも近代映画が各フレームを写真用フィルムに高速撮影することで成立した経緯を考えれば、本質的に両者は同じものであると言っていい。ただし、細かい話になるがビデオはまた違うジャンルと認識されていて、Photokinaでは、あくまでもシネマ系の映像、つまり、一コマ一コマが写真の延長である映画系のムービーに力点が置かれているのも特徴だ。

なんと言ってもLeica M!!

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LeicaブースはPhotokinaの1番会場を占有していた。気合いの入り方がわかる

さて。今回、スチルカメラでのムービー撮影を、本誌定番のDSLRという言い方をしていないのには訳がある。それは、一眼では無く、ついにレンジファインダー式のカメラも動画に乗り込んできたからである。驚くなかれ、Leica Mが、フルHD動画機能をひっさげて動画の世界に乱入してきたのだ。Leicaについてはもはや説明不要だろう。ザ・カメラというべき、本物のカメラ、カメラの中のカメラだ。その圧倒的品質は、一社の一基のカメラだけで世界中の他の全てのメーカーを駆逐し、レンジファインダーカメラが事実上Leica一社の独占状態になった事からもうかがい知ることが出来る。そのLeica M9の後継、Leica MがこのPhotokina会場で発表されたのだ。

Leica Mは、従来のCCDからCMOSに撮像素子を切り替えた2400万画素の高性能Leica判センサーを生かした完璧な写真機能に加え、1080P 24FPS のMotionJPEG録画に対応。アクセサリシューにマイク端子を付けることで、外部マイク収録が可能となる。収録は残念ながらRAWやLOGガンマ対応では無いが、Leicaの絵そのもののが動いている映像を見ることが出来た。

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Leica Mはナンバーが取れてスタンダードであることをアピール。ライブビューや動画など、その性能は革新的。写真はマイク端子を付けたところ

ただし、動画機としてのLeica Mは、一つ大きな欠点がある。それは、同時出力に対応していないところだ。HDMIも、もちろんSDI端子も無く付属のUSBは写真を撮影後にPCから読み出せると言うだけに過ぎない。ブースにて質問と実験を繰り返したが、やはり、どこをどうやっても外部への出力は難しいようだ。となると、外部モニタでの映像チェックやバックアップ録画が出来ないだけでなく、USTREAMなど最近流行のネットライブ放送への対応も出来ない事になる。とはいえ、LeicaはLeicaだ。

Leicaの画質のフルHD動画が手に入るようになった以上、固定ガンマ式の旧来の映像では到底太刀打ちできない。他の全てのカメラはLeicaの品質を目指していたのであって、Leicaの絵こそが目標だったのだ。それが本家本元から出た以上、もはや大半の「絵作り」などは意味が無い。なにしろ優れた画作りのカメラにしばしば付けられる「Poor men’s Leica(貧乏人向けのLeica)」というあだ名は優れた絵を作るカメラへの尊称であって、蔑称では無いのだから。事実「Poor men’s Leicaって呼ばれちゃいましたよ、えへへ」という嬉しそうなカメラメーカー担当さんの顔を見たのは一度や二度では無い。その本家Leicaがついに映像の世界に乗り込んできたのだ。

また、RAW、ノンフィルタでは常に他社の先を行き「生感」を貫くLeicaの性質上、動画に乗り出してきた以上はRAW連番収録の動画も当然視野に入れていることと思われる。そうなれば、他社の取るべき道は、一刻も早くRAW連番やLogガンマ圧縮などでのHDR撮影・編集の手法を確立し、Leicaよりも一歩でも先に進むことでは無いだろうか。

なにしろ、Leica Mは超高級カメラとは言え、日本円で70万円強での発売が予想される。これは、スチルカメラにしては極めて高額なカメラだが、映像の世界においては決して高くはない金額だ。実際、多くの読者諸賢も、手元にあるカメラやリグの金額を合計すると容易くLeicaが買えてしまうことに気がつくだろう。つまり、Leicaとスチルカメラムービーとは、実は、購入層が重なっている、といってもいい。ここは今回のPhotokinaを、そして現在のスチルカメラムービーを読み解く上で、非常に重要なポイントとなる。

かつての斬新さを取り戻したSONY

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驚く事なかれ、NEX-VG900ではなくα99の方が「プロフェッショナルカムコーダ」扱い!!

スチルカメラムービー層が高級カメラ購買層と近いことに最も注目していたのが、我が国出身の企業、SONYだ。今回のPhotokinaに合わせ、その1週間前に多くのカメラが発表されたが、中でも注目されるのが、その多くがフルサイズセンサーと強力な動画機能を装備している、ということだろう。これは、Leica Mが動画機能を載せてきた以上当然の対応ともいえる。なにしろ、フルサイズセンサーとはフィルム時代のLeicaが考え出したサイズであり、Leica Mはその正当後継機なのだから。ここ数年間、SONYらしからぬ一歩踏み込み切れていないカメラを多く出してきた傾向からの、大きな飛躍といっていい。

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まるでシネカメラのようにRIGに収まったα99

日本では、フルサイズセンサー搭載の民生用動画機「NEX-VG900」が注目されていたようだが、ここPhotokinaでは、当然のことながら同センサーのカメラ型筐体である「α99」が注目されていた。同カメラは、二つの位相差センサーを搭載することで高速高性能なオートフォーカスを実現したハイテクスチルカメラである。

驚くのは、このα99が、ここPhotokinaではスチルカメラのコーナーだけではなく、プロフェッショナルカムコーダーのコーナーにも大きい面積を取って置かれていた点だ。それに対して日本で話題のVG900はあくまでもハンディカム、つまりは民生機であって、SONYとしてはプロフェッショナル映像用途にはあくまでもα99を推している、と言うことになる。事実、Photokina初日には、周辺機器メーカーであるATOMOS社の会長自らSONYブースに足を運び、α99に同社製ATOMOS Ninja2をセッティングしている姿を見かけることが出来た。出来上がったRIGスタイルのカメラは充分に実用になるものであり、SONYの意気込みを感じさせる。中でも、別売XLRアダプターキット「XLR-K1M」などの装備は、非常に実用的だ。

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Ninjaは会長のジェロミー・ヤング氏ご本人がセッティングしていた!

もっとも、フルサイズセンサーとはいっても、その出力はAVCHD、しかもLOGガンマなどのHDR対応はなにも無いものであり、正直、内部収録ムービーデータの品質ではα99、VG900共にあまりぱっとしない。

その点について突っ込みを入れたところ「そこはHDMIのクリーン出力で対応しており、収録機(ATOMOS Ninja2のような)を使って貰う事が前提です」との事であった。これはつまり、α99が、そうした収録機だけでなく、USTREAMなどのネットライブ放送にも対応したことを意味している。このHDMI出力は最近流行のシネ対応カメラとは異なり、センサー出力時点でガンマ圧縮されているわけではないのでHDMIからのProRes収録などには限度はあるとは思うが、業務用上位機種を持つ同社だけに、民生機のカテゴリーで開発が進められたα99には思い切った収録部分を付けられないのが現状なのでは無かろうか。とにもかくにも、USTREAMなどに対応したのは嬉しいニュースだ。

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RX1は高額だが、最高画質のコンパクトカメラという点では注目。ズームは出来ないが、フルHDサブ機としてポケットに入れておくと面白い画が取れるのでは無いか?

また、同社はα99のセンサーとは異なるフルサイズセンサーを搭載したコンパクトカメラ、「サイバーショットDSC-RX1」を展示し、その25万円という価格と共に多くの注目を集めていた。SIGMA社のメリルシリーズだけではなく、超高額高性能なコンパクトカメラというのは最近のスチルカメラの流行だが、このRX1はそれだけではなく、スチルカメラムービーをはじめとする最近のシネスタイルカメラではサブカメラが必須なので、そういうときに、こうした超高性能コンパクトカメラがあるというのは、非常に安心では無いだろうか。もちろん、RX1もフルHD60P録画にも対応しており、HDMI端子も備えている。レンズは固定式だが「Carl Zeiss Sonnar 2/35 T*」を搭載し、非HDRムービーカメラとしては最高の品質の絵を押さえることが出来る(もちろん静止画はRAWやHDR撮影可能だ)。これこそ、実に思い切った、SONYらしい製品と言えるのでは無いだろうか。

ハッセルブラッドの新カメラ。明らかにNEX-7の特徴を残している

さらには、超高級カメラメーカーハッセルブラッドとの提携も注目だ。ハッセルブラッドの新型カメラを見たものは、皆一様に驚いた。なにしろ、そこにあったのは、明らかにSONYのNEX-7の外装を木工などのハッセルブラッド一流の加工で改装した機体であったからだ。こうした対応を軽やかにやってしまうところも実にSONYらしいと言えるだろう。

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ハッセルブラッドのパーツ製造工程。素晴らしい外装加工技術だ

動画カメラの雄 Canon

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やはり注目は1D C!素晴らしい出来になりつつある

スチルカメラによるムービーということで、やはり注目を集めていたのはCanonだ。Photokinaに先立ち「EOS 6D」というこれまたフルサイズセンサー機を出してきて、話題をさらっていた。とはいえ、その性能は今となってはありきたりなもので、価格が安くなったという点が一番のポイントのカメラと言える。

それに対し、ムービー系の人間の間で熱く盛り上がっていたのが同社製シネマカメラ「 EOS-1D C」の実機展示である。1D Cはスチルカメラスタイルのカメラながら、なんと4KのLOGガンマ動画が撮れることを売りにしているカメラで、これ一台で写真から映画まで撮れてしまうという夢のようなカメラである。しかも、その手の従来のモーションピクチャーカメラと異なり、大きさも重さも普通のカメラの範囲内に収まっており、普通のカメラのように持ち歩くことが可能なのである。一台でなんでも出来るカメラは現実には存在しないとは言え、それに近いカメラとして、この1D Cは期待されているのだ。もちろん、 EOS-1D Cの発表自体は以前からあったのだが、その実機の完成度の高さはいよいよ発売間近かと思わせるものであり、熱い注目を集めていた。

Panasonic GH3は安定の出来

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GH3は事実上のDSLR動画のスタンダードGH2の後継機だ。非常に優れたカメラになった

今回最注目だったのが、Photokinaで発表されたPanasonicのカメラGH3だ。フルサイズセンサー戦争我関せずとマイクロフォーサーズでの登場だが、動画機能にはフルHD 60Pを搭載。その収録はAVCHDながら、なんとイントラフレーム収録方式の「ALL-I」収録では72Mbpsのスーパーハイビットレートを実現している。これは、今までGH2をハックして行われていたのと同じ性能が市販品で手に入るということであり、信頼度が必要な制作現場においては、非常に大きな福音となるだろう。

また、無線LAN機能も搭載し、様々な活用方法も検討されているようだ。しかも嬉しいことに、防塵防滴のマグネシウムボディとなった。そのコンパクトさから、大型カメラが入れないところでのハードな使い方が多いスチルカメラムービー撮影において、防塵防滴機能は非常に重要だ。もちろん、USTREAMなどのネットライブ放送を意識した、HDMIスルー出力も健在だ。GH2のブラッシュアップといえばそれまでだが、かゆいところに手が届く仕様となっている。GH3も、スチルカメラムービー撮影の新しいスタンダードの一台になるだろう。

「普通」になったスチルカメラムービー

ZeissコーナーにあったBlackmagic Cinema Camera。筆者も取材に使用、まだ数が少なく、注目を集めていた

Photokinaの初日、ついに富士フイルムが映画用フィルムの生産をやめたというニュースが飛び込んできた。まだまだ日本では抵抗する者も多いが、ついに否応なく完全デジタル化の時代が来たのだ。しかし、正直言って、数百万円のハイエンドのシネカメラであったとしても、画質的にはフィルムカメラにかなわない部分がある。映画の世界にデジタルと聞くと鼻で笑う人がいるのも、理由がない話では無いのだ。

そんな中、2回前のPhotokinaにおいて登場した、Canon EOS 5D Mark IIのおまけ機能のフルサイズ動画は、衝撃であった。何しろ、それまでの数百万円のシネカメラの映像を、30万円程度のカメラのしかもおまけ機能が軽やかに飛び越えていったのだから。映画の本質とは連続した写真だ。そうであれば、写真を撮るカメラで連続して撮ってしまえばいいだけのこと。そんな簡単な事実を教えてくれたのが、スチルカメラムービーだったのだ。

その衝撃のPhotokinaから4年。スチルカメラの技術を使う事で、ついに、画質も徐々にフィルムに追いつきつつある。中でも、RAWやLOGガンマをつかったHDR撮影は、その差を詰めるだけでなく、フィルムになかったやり直し可能な容易なデジタル現像によって、新しい表現を生み出しつつある。その影響は、今回のPhotokinaでも、明確に見えてきたと言っていい。

この競争の勝者は誰なのだろうか?まず、ユーザーは、間違いなく勝者だ。なにしろ、今まで数百万円のカメラでしか出来なかったことを数十万円で手に入れている。これは、フィルム時代にもあり得なかったことだ。何しろ昔のフィルム時代には、1回の映画の現像代がそのくらいかかったのだから。また、カメラメーカーも勝者である。何しろ、今まで存在しなかった数千ユーロ(数十万円)のカメラを次々と買う層が突然現れたのだから。

最大の勝者はレンズメーカーだ、という人がいる。実際、全てのカメラにおいてレンズは必須で、しかもカメラの性能が上がれば上がるほど高性能なレンズが必要になるのだ。更にいえば、実はレンズは消耗品であり、コーティングで数年、レンズ自体も長くて数十年、成分次第では十年前後で歪んで使えなくなってしまう(中学の理科を思い出していただきたいが、ガラスは粘性が極めて高いだけで、実は液体なのだ)。

実際、Photokinaにおいても、レンズメーカーは極めて元気であった。例えばZeiss社は、新しいシネズームレンズを出すだけでなく、スチルカメラムービーを意識したレンズを次々と発表し、注目を集めていた。ブース内には多くの新型カメラに並んでBlackmagic Cinema Cameraも展示し、同社のレンズがシネマにも対応できることを強くアピールしていた。

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Kowa社では、iPhone向けの本格レンズの試作。カメラを単なるセンサーと考えれば、こういう発想もあり!

しかし、結局のところ、デジタル化で損をする人はあまりいないのでは無いか、と筆者は考えている。確かにカメラは安くなったが、確実に層全体が広がり、単に「コストダウンをしました」という状況では無くなっているように思える。事実、各社共に販売台数は上昇傾向であり、その傾向は動画機能が強い高級カメラに明確に現れているのだ。事実、周辺機器のメーカーもこの特需に湧き、今回、様々な機材を発表していた。中でも、アタッチメントを替えるだけで様々なカメラにレンズを付けてしまおうという試みは面白く、各社様々な機器向けの様々な機材を展示して、まさに百花総覧という感じであった。

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RED Scarletによる撮影。TAMRONブースでは、同社製レンズの性能を示すのに、REDでの撮影。REDは連番RAW収録のため、写真撮影にも使える。これも新しい動きだ

もちろん、映画業界自体の古さもあり、特に映画館などの設備更新は、VPF問題などでわかるとおり、まだまだ先行き不透明だ。スチルカメラムービーは、ハイエンドの映画機材に慣れきったプロから見れば、何もかもが不足していて使いにくいという問題もある。しかし、斜陽を通り越してコンテンツが全く生産されなくなりつつあった我が国の数年前の映画界を思えば、こうしたスチルカメラムービーの盛り上がりは歓迎して良いものだろう。世界的に見ても、コンテンツ制作の裾野が広がるのは急務であったから、こうした動きは大歓迎であろう。

私には、そういう明るい未来が見えてきたPhotokina2012であったと感じられる。2008年に始まったスチルカメラムービーの世界は、4年を経て、ついに「普通」の撮影手法の一つになったのではないだろうか。

WRITER PROFILE

手塚一佳

手塚一佳

デジタル映像集団アイラ・ラボラトリ代表取締役社長。CGや映像合成と、何故か鍛造刃物、釣具、漆工芸が専門。芸術博士課程。