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[OnGoing Re:View]番外編Vol.01 PMW-300をより良く使う周辺機器のススメ

2014-02-26 掲載

ソニーのPMW-300は、三脚運用を主体としながらも時にはハンディカムやセミショルダースタイルと、様々なスタイルでの運用が可能なカメラである。特に舞台、イベント撮影など、出来る限り機材をコンパクトに収めたい用途ではショルダーカムコーダーだと三脚やバッテリーなど周辺も含めて機材量が多く、かといってハンディカムではレンズ交換できないし…というジレンマを抱えるユーザーは多かった。PMW-300は発売以来こうしたユーザーに大変好評なカメラだ。

以前こちらのコラムにもPMW-300の運用について書かせていただいたが、このカメラのサイズや重量からするとハンドヘルドでの運用には若干の体力(筋力?)が必要という感じであった。基本的にカメラはどんなに重くても肩に乗せた時にベストなバランスであれば非常に安定した絵を撮ることができ、また疲れにくい。逆に軽いカメラであっても体に負担がかかるバランス状態であると(無理な体勢によりカメラマンへの負担が増える)なかなか安定感が得られない絵になりがちである。撮影時のバランスというものはとても重要なのである。

そこで今回PMW-300にベストマッチなショルダーアダプター2機種を紹介する。

PROTECH ST-7S300

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株式会社日本ビデオシステム(PROTECH)から、PMW-300用ショルダーアダプター「ST-7S300」が発売される。今までST-7はハンドヘルドカメラ用アタッチメントとして広く使われてきた。今回このST-7をPMW-300専用として新たに発売する。

このST-7S300の特徴としては、今までのST-7の汎用型とは違いPMW-300専用に設計されている点であろう。PMW-300の底部にある三脚用ネジ穴は1/4インチ穴が2つある。この2つのネジ穴にぴったりと合ったネジによりしっかりとマウントができる。また、上部のハンドル部分にある予備1/4ネジ穴を利用した専用ステーを取り付けることで強固な固定ができるようになっている。

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その他、VマウントバッテリープレートからのDC電源供給が可能になっている。Vマウントリチウムイオンバッテリーは満充電時の電圧は18V近くにまでなる場合がある。そのような特性のバッテリーを使用しても安定した12Vを出力することができるDC-DCコンバーターが内蔵されている。

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付属の専用コードを使用しPMW-300に接続する。高容量のVマウントバッテリーでの運用により長時間のシュートが可能になる。


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本体側面にはBNCの中継端子が3系統用意されている。この端子はPMW-300の後面に配置されているSDI、Genlock、TCなどの信号をこの中継端子に接続することにより、本体側面から取り出す事ができるようになっている。

このアダプターは今や業界スタンダードとなっているソニー製カメラベースVCT-14/U14に完全対応している。撮影業務においては担いだり三脚に載せたりと頻繁に行う場合がある。そのような場合には、ワンタッチで取り外しができるというのはとても重要なのである。またVマウントバッテリーを搭載することで重心位置が後方へ移動することで担いだ時の右手の負担はかなり軽減できる。

TILTA BS-T03

TILTA社は中国の深圳に本拠地を置き、主にマットボックスやRIGなどのDSLR系のサポートシステムの製造を行っている会社である。

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このBS-T03はソニーの三脚アダプターVCT-14/U14に取り付けることができるショルダーパッド付き汎用ベースプレートである。このベースプレートの前後には15mmのサポートロッドを取り付ける事ができるため、PMW-300以外にDSLRカメラなど様々なカメラを搭載した場合のフォローフォーカスやマットボックスなどを取り付けることも可能。ちょっと応用がきくアイテムである。

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本体にはスライドプレートがあり、左側にあるノブでカメラに取り付けたプレートをロックできる。このスライドプレートで前後バランスの調整が可能。

実際にこのBS-T03にPMW-300を搭載した場合、後部に付属のサポートロッドを装着しVマウントバッテリープレートを装着するか、またはバランスウエイトを装着したほうがバランスの面で運用しやすい。なお、BS-T03はVマウントバッテリーからの電源供給はできないので、電源供給をしたい場合は別途アダプターが必要だ。

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非常に無骨なデザインだが、撮影ガジェットとしてはとてもそそられる。軽量化のためなのか各部を肉抜きしたデザインはなかなか好感がもてる。サポートロッドの固定部やスライドプレートの締め付け部分など強度的にもしっかりした造りなので場合によってはPMW-F55などのカメラでも十分対応できるかもしれない。

2つのアダプターの違いと特徴

ST-7S300とSB-T03のショルダーパッド部分はST-7S300の方が柔らかく出来ており、肩に柔軟にフィットする。柔らかくといってもぐにゃぐにゃした感じではなく程よい柔らかさと言った感じだ。

またSB-T03は肩パッド部分を指で押しても少し凹む程度。柔らかいという印象は無い。ENGカメラでもこのショルダーパッド部分の硬さには意見が分かれるところで、昔から論争があったと記憶している。まあ好みというところでしょう。

これらのショルダーアダプターを使用することによりPMW-300はENGカメラとして生まれ変わる。うまくこの様なアイテムを使用しPMW-300の運用フィールドを大きく広げていっていただきたい。

次回は、PMW-300に2機種のアダプターを装着して、実際の現場で使用したレポートをお届けしようと思う。


WRITER PROFILE

猿田守一 企業用ビデオ、CM、ブライダル、各種ステージ記録など撮影から編集まで地域に根ざした映像制作活動やCATV局などへの技術協力なども行っている。


[ Writer : 猿田守一 ]
[ DATE : 2014-02-26 ]
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