ソニーピーシーエル株式会社(ソニーPCL)は、ソニー製デジタルシネマカメラ「F35」と、同カメラ用PLマウント対応レンズ群としてCarl Zeiss社製「ARRI MASTER PRIMES」、Angenieux社製「OPTIMO 24-290」、「OPTIMO 17-80 WIDE ANGLE」を導入した。

同社は3月に「603 SPRIT Telecine Room」をS-LOG対応のカラーコレクション・システムとして再構築している。また、昨年夏に「F23」を導入しており、これとあわせて最新のデジタルシネマ編集ソリューションとして、拡大するCM制作のデジタル撮影収録から編集まで意欲的にサポートする。

今回導入する「F35」は、撮像素子にスーパー35ミリ相当のCCDを搭載することで、35ミリフィルムカメラと同等の被写界深度特性を実現する。また、広ダイナミックレンジの撮影を可能にする”S-LOG” と広色域対応の”WIDE COLOR SPACE”も搭載されており、デジタル撮影が拡大しつつあるCMなどのハイエンドコンテンツ撮影での利用を見込んでいる。