米Telestream社は、Mac、Windows環境対応ネットワーク共有型ビデオキャプチャハードウェア「Pipeline」製品の新しいソフトウェアドライバ「v2.4」をリリースした。

Pipelineは、ネットワークを介してテープやライブソースからHD/SDビデオのキャプチャおよびフォーマット変換をリアルタイムで行えるアプライアンス。今回の新バージョンにより、ビデオのフレーム情報をテープへ正確に書き出せる機能、EDLインポートの機能強化、そしてキャプチャ時のタイムコードブレイク検出と自動クリップ作成ができる仕様が搭載された。

キャプチャ時におけるタイムコードブレイクは、すでにWindows環境には対応していたが、今回のバージョンでMac OS X環境でも可能となった。この機能は、タイムコードブレイクをトリガとしてテープ再生を継続したままクリップを自動的に連続生成する機能で、ビデオテープにレコードされた膨大なコンテンツを高効率にキャプチャするのに便利だという。

また、Pipeline V.2.4で追加されたSD/HDコンテンツのプレイアウト機能により、作成したコンテンツを最終的にチェックするためのプレビュー再生や、テープにクラッシュ/アッセンブル/インサート記録することが可能になった。一般的なGVG4 EDLフォーマットのインポートに対応することで、MacおよびPCユーザによる、Final Cut ProやAvidなどの編集システムとの連携がより容易に行える。

Telestream日本国内正規代理店の株式会社アスクは、2010年2月3日より3日間、アップル初台にてリリース記念イベント「Pipeline v2.4 プライベートセミナー」を実施する。

プライベートセミナーには、Telestream社エンジニア Josh MacMahonが来日。Pipeline v2.4の新機能だけでなく、実機を使用したインジェスト~編集~書き出しまでの迅速且つ効率的なワークフローが紹介される。

2月3日は2回のセッション、4、5日は3回のセッションで行われ、各回定員が15名までとなっている。参加は無料で事前登録制。参加希望者は、アスクのホームページから申し込む。