一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会は、日本最大のコンピュータエンターテインメント開発者向けカンファレンス「コンピュータエンターテインメントデベロッパーズカンファレンス 2011」(CEDEC 2011)を9月6日(火)から8日(木)の3日間、パシフィコ横浜にて開催する。

今年は開催テーマを「CROSS BORDER」とし、ゲームの枠を超え、コンピュータエンターテインメント全般の開発に関わる技術が集結する。本年もCEDEC 2011の開催模様の一部をニコニコ生放送の「CEDECチャンネル」にてインターネットによる同時中継を行う予定だ。公式Webサイトによると、基調講演をはじめとするセッションの総数は210件という。

今回はコンピュータエンターテインメント開発に関連する技術や研究を実演とパネルで紹介する「インタラクティブセッション」と、「震災復興支援技術特別セッション」が見どころだ。「インタラクティブセッション」では、糸で駆動することにより柔らかな動作を実現したぬいぐるみロボットの実演や、空中に浮かんだ3D映像を指先に装着した装置によって手で直接触ることができる視覚・触覚融合型の多視点裸眼立体ディスプレイが注目される。

「震災復興支援技術特別セッション」では、今回の東日本大震災の発生後に、実際に活用されたり、新たに誕生した技術、発想されたアイディアをCEDEC2011で発表する。震災直後の3月30日から特別公募を行った結果、アマゾンジャパン、グーグルなどの大手ソフトウェア会社をはじめ、5件のセッションを実施することとなったとしている。