ソニー株式会社は、世界初となる4Kホームシアタープロジェクター「VPL-VW1000ES」を2011年12月下旬に発売すると発表した。メーカー希望小売価格は1,680,000円。

VPL-VW1000ESは、同社業務用デジタルシネマプロジェクターに搭載している4Kディスプレイデバイス”SXRD”などのノウハウをベースに、従来の7μmから4μmへと画素ピッチを微細化することで民生機用にコンパクト化を実現した新開発0.74型4Kディスプレイデバイスを搭載した4K対応ホームシアタープロジェクター。投影サイズは60~300型(対角・ 17:9)。3Dシンクロトランスミッターを内蔵し3Dにも対応、3Dメガネ「TDG-PJ1」が2個付属する。

4K映像表示デバイス向けデータベース型超解像処理LSI

新開発の「4K映像表示用デバイス向けデータベース型超解像処理LSI」を搭載し、フルHDの映像を高精細でリアルな4K映像に変換することもできるほか、4Kカメラで撮影された素材や、CGなど4K解像度の映像に対しても、画質や色の再現を4K特性に最適化させてり高品位な映像に変換するという。

対応ビデオ信号は480/60i、576/50i、480/60p、576/50p、720/60p、720/50p、1080/60i、1080/50i。HDMI入力では1080/60p、1080/50p、1080/24p、3840×2160/24p、3840×2160/25p、3840×2160/30p、4096×2160/24pに対応する。

レンズには4K解像度専用に設計された新開発の「ARC-F(All Range Crisp Focus Lens)」レンズを搭載し、画面のすみずみまで高品位な画質を得られるほか、2,000ルーメンの高光出力と光量を自動制御する「アドバンスドアイリス3」技術と新開発4K “SXRD”との組み合わせにより1,000,000:1の高コントラスト比を実現し、4K映像再生にふさわしい解像力と表現力を実現したとしている。