株式会社アサカは、来る2011年11月16日から千葉・幕張メッセで開催されるInterBEE2011にて、VAF・制作用ファイル装置やコンテンツID型ブルーレイ・アーカイブシステムなどビデオサーバ、ファイルサーバーシステムの新型を揃えて紹介する(ブース番号8101)。

同社主力製品のブルーレイ・ディスク(BD)ベースのアーカイブシステムからは、コンテンツID型アーカイブBDライブラリ「AMシリーズ」と、電源管理型ディスクのニアライン・ストレージシステム「PMDS」が展示される。AMシリーズは、コンテンツID型のアーカイブ構築に対応、最大72TB、2,400時間(50Mbps)の記憶容量を持つ。インターフェースはiSCSI、RS-232などを実装している。電源管理型ディスクシステムのPMDSは、MAID技術使用の低消費電力・大容量のディスクベースのニアラインストレージ。最大288TBの記憶容量を持つ。

また、「AVR-800シリーズ」は、JPEG2000ベースの新型のマスターVAF向けAVファイルシステム。記録媒体は高信頼性のあるSSD(RAID 1)で、動画2時間、静止画10000枚、音声5時間の記録容量を持つ。AVR-800は再生専用、AVR-801はベースバンド記録とプレビュー再生機能がある。VANC記録にも対応。

そのほかに、ループ記録・追いかけ再生可能な4系統ループレコーダ ALR-80H/81Hでの遠隔地の無人化運用を可能にする、モバイル遠隔リモートシステムも紹介される。ALR-80H/81Hは、監視用カメラなど複数台設置するカメラ映像を4系統のHD-SDI経由で常時記録し(H.264(HP@L4.0 4:2:0))、簡単操作で再生できる。

さらにブースでは、新型HDファイルキーヤ/DSK「ATG-80H」や字幕モニタ(CM字幕クリアパケット表示)、HD動画ファイル、中継・制作ワークフローを省力化するメディアネットワークステーションなど、多彩な製品がラインアップする。