さくら映機株式会社は、来る2011年11月16日から千葉・幕張メッセで開催されるInterBEE2011に出展する。ブース番号は7405。

同社ブースでは、「映像と人をつなぐトータルファイルベースソリューション」をコンセプトに、新製品やソリューションの展示やデモを行う予定だ。詳細は以下の通り。

以下、同社リリースより引用

展示内容
■FileCast Station Player(※1)
FileCast(高機能映像ファイル伝送ソフトウェア)とPrunus Universal Player の統合を実現し、映像ファイル受信を行いながら受信完了を待たずに、追っかけ再生出力が可能です。
(※1)このシステムは株式会社フジテレビジョン様との共同開発です。
FileCastは株式会社フジテレビジョン様の登録商標です。
■Prunus Loop Ingestor(回線収録装置)(※2)
指定した時間内(24時間、36時間など)で、ループ収録する機能を実現。これにより過去に遡って映像を素材サーバーに切り出す、追っかけ切り出しが行えます(スケジュール指定も可能)。
収録フォーマットはXDCAM,P2,GFの各ネイティブフォーマットで2回線収録が可能。
収録素材は、ローカルディスクと素材サーバーに同時書き込みにより、冗長性を担保します。
(※2)このシステムは株式会社テレビ東京様との共同開発です。
■リニア編集対応テープレスメディア再生・収録機
ポストVTRとして、ファイルベースでのリニア編集システムの構築をご提案します。
 Prunus Universal Player(※3)
リニア編集対応再生機です。新機能にCM搬入メタチェック、XDCAM EX対応を実現しました。
連番静止画連続再生機能。連番静止画ファイルをアルファ付き動画ファイルに変換することなく、直接リアルタイム再生を行い、キー信号も同時に出力できます。
(※3)このシステムは日本テレビ放送網株式会社様との共同開発です。
 Prunus Universal Recorder
リニア編集対応収録機です。ループ収録、メディアコンバート、ディスク、ネットワーク、メディアへのダイレクト収録を実現しました。複数デバイスへの同時収録が可能。
■Prunus Hybrid
1入力2出力(別素材)を備えたハイコストパフォーマンス録再機。
Final Cut Pro(※4)のプロジェクト(XML)を読み込み、タイムラインに展開してハイブリッド編集も行えます。Prunus Universal Playerの連番静止連続再生機能を用いて、Final Cut Proのプロジェクトにリアルタイムでテロップ編集ができます。
(※4)Final Cut Proは米国Apple, Inc.の商標です。
■高機能Prunus
 Editと同時に一本化ファイルを出力(Edit On Demand)する機能を実現しました。
 GPU処理によりリアルタイム性を追求し、下記の高機能を可能にします。(※5)
これにより、リニア編集よりも早く完パケが作成できます。
 リアルタイム高品質クロマキーの実現
高品質リアルタイムクロマキー合成エンジンROBUSKEY(※6)をネイティブに結合することで、リアルタイムに2ソースまでの高品質な映像合成が可能になります。
 CUDA/Open GL技術を用いたリアルタイム3D Compositing Editorを搭載し、以下の代表的な3D機能が実現できます(機能拡張は随時行います)
 Layout Moving Path
 Morphing (animation)
 3D Modeling Dataのインポート、映像、テクスチャーの貼り付け
 Viewport Key Frame(カメラアングル)
 Lighting
 カラーグレイディング
(※5)このシステムはNHK宮崎放送局様との共同開発です。
(※6)ROBUSKEYは株式会社システム計画研究所の登録商標です。
■Prunus Visual Workflow Manager(PVWM)
素材・機器・作業の運用状態を視覚的、かつ直観的に管理が可能です。
収録装置の管理、素材の管理、報道に特化した編集制作作業の進行管理、送出装置の管理とアーカイブデータの管理に至るまで、リモートでワークフローを一元管理します。
■Prunus Playout(送出装置)
VTR送出機の置き換えとして活用できるファイルベース送出機を実現しました。既存のIDインサータ―機能も実装、OTC, 9Pin等で送出コントロール対応が可能です。
送出素材の3重の冗長性を実現しました
送出素材をファイルサーバー、および送出機のローカルディスク、さらに編集機から参照することにより、障害発生時の送出事故を防ぎます。
■Prunus Archive(※7)
ブルーレイディスクでのアーカイブによりローコスト、小スペースを実現。
編集作業単位でのアーカイブ(権利情報、台本データなどを同時に保存)と管理が可能。リストア無しにブルーレイでの直接編集が可能。
プロキシデータ(MPEG4)も同時に出力、アーカイブデータの構築に利用。
(※7)このシステムはNHK宮崎放送局様との共同開発です。
■A1Studio
現場と制作べースをネットワークケーブル一本でつなぎ、収録から編集・送出を行うオールインワン全収録ライブスイッチングシステムです。
スイッチングデータに連動して即座にノンリニアで追っかけ編集が可能、さらにスイッチング映像にテロップのインサートも可能(2系統)です。カメラの増設も容易です。
※当日はシステム紹介に加え、レーシングドライバー脇坂薫一氏によるトークショーを実演し、実際の番組収録のデモンストレーションを行います。