グーグルは12月14日、YouTubeで提供しているビデオ(映画・アニメ)の有料配信サービスをAndroidマーケットでも開始した。「ハリーポッター」、「機動戦士ガンダム」といった邦画やアニメ作品など、アプリを購入する感覚でレンタルできるという。

YouTubeでは12月2日から開始していた。レンタルした作品は、PCからブラウザで視聴できるほか、Android端末からストリーミングまたはダウンロードして再生することができる。

料金は新作が400円、旧作が300円。アプリの購入時と同様に、Androidマーケットに登録しているクレジットカードで支払う。レンタル後、再生を開始すると24時間~72時間、再生しなければ30日間有効となっている。対応機種はAndroid 2.2./2.3/3.1の端末で、また視聴する際は「Videos」という専用アプリをダウンロードしておく必要がある。

モバイル端末向けにビデオコンテンツをレンタルしているサービスには、HuluやTSUTAYAがある。Huluは9月1日から、月額1480円で映画や海外テレビ番組シリーズが見放題というサービスを開始。タイトル数は映画で数百、テレビ番組シリーズが数千ほど。 Huluの場合、ゲーム機やブルーレイプレイヤーを通してお茶の間のテレビでも観賞できる。

TSUTAYAでは、10月19日より同社が行っているビデオ・オン・デマンドサービス「TSUTAYA TV」を、Androidタブレット向けにも配信開始。現在は、富士通製のタブレット端末「ARROWS Tab LTE」のみだが、近々に対応デバイスを拡大していく。同社サービスのレンタル作品数は6,400作品。これは既存のAndroid端末向けの映像配信サービスでは最大級だという。金額は、映画新作で400円、映画旧作で300円~350円、テレビシリーズは247円。日本でもモバイル端末向けにビデオレンタルをするサービスが増えており、テレビの在り方が大きく変わりつつある。

(山下香欧)