池上通信機株式会社は、HD-SDI4入力1出力対応レコーダー「IXJ-Q001」の販売を開始した。メーカー希望小売価格はオープンプライス。本製品はJUNS株式会社との共同開発製品で、販売は池上通信機が担当する。

IXJ-Q001はHD-SDIの4ch入力および1ch出力の同時処理に対応したHD-SDIレコーダー。4chの映像記録と1chの映像出力を同時に処理するため、録画を停止する必要がなく撮り逃しを防ぐことができる。映像圧縮にはMotion JPEGを採用。各入力に2TBのHDDを搭載しており、各入力とも最大48時間のエンドレスのループ記録が可能だ。

本体前面のタッチパネルモニタから本機の操作および映像の確認が可能。出力映像に時刻や文字をオーバーレイ表示したり、NTPサーバの時刻補正により正確な時刻での運用も行える。また、オプションの外部IFコネクタを利用することで、アラーム情報などの外部入力に対応した運用も可能だ。本体にDVDドライブとUSBコネクタを搭載。記録されたAVI形式の映像ファイルを外部記録メディアに保存可能。

今後池上通信機では、情報カメラや定点観測による高画質長時間映像の記録用途に向けて、積極的に販売を展開していくとしている。