VIZIO社「Co-Star」

Google TVが英国のお茶の間にも登場する。ソニー製のGoogle TV対応セットトップボックスが、米国だけでなく英国でも発売されることがソニーヨーロッパ社より発表された。6月25日より両国で販売予約が開始されており、正式発売は7月16日。今回、発売されるのはGoogle TV対応セットトップボックス(インターネット・プレイヤー)「NSZ-GS7」とインターネット・ブルーレイディスクプレーヤーの「NSZ-GP9」で、これらは今年のCESで一般公開された。NSZ-GS7は米199ドルでNSZ-GP9は米299ドルと、すでに市場に投入されているApple社のApple TVに真っ向から対抗する格好となる。

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Google TV対応セットトップボックスインターネット・プレイヤー「NSZ-GS7」

ハードウェアとしては、両製品ともWiFi(およびワイヤード)対応で、1080pおよび3Dにも対応している。ユニークな特徴としては、GP9にはマイクが内蔵されており、音声認識によるコマンドに対応できるという。

ソニー側は、同社製のAndroidプラットフォームのスマートフォンやタブレット、AV製品とインターオペラビリティをとることで新たな展開を期待している。ソニーヨーロッパはまた2012年中に同様の製品を、オーストラリアとブラジル、カナダ、フランス、ドイツ、メキシコ、オランダでも展開する計画であるという。

また米VIZIO社もソニー製NSZ-GS7同等レベルのGoogle TV対応製品「Co-Star」を発表している。こちらは筐体がさらにコンパクトにまとまっており、価格は米99ドル。販売予約が開始されており、正式発売は7月となっている。Apple TVとの仕様比較表が同社のWebサイトに紹介されている。

Googleでは、今週開催する開発者向けのイベント「Google I/O」において、パートナー企業によるGoogle TVの最新活用事例を紹介する。

(山下香欧)