米アビッド・テクノロジー社は7月2日付で、企業サイズを20%縮小することを目的にコンシューマ部門を売却した。売却先は、コンシューマオーディオ製品が米inMusic社、コンシューマビデオ製品が加Corel Corp。コンシューマ部門の売却金額は総合でおよそ1700万ドル。この部門の昨年度の売上額は9100万ドルであった(アビッド社の総合収入額は6億7700万ドル)。

アビッド社は、今回の売却で雇用や製造コストを見直し、年間8000万ドルほどのコスト削減を目標とする。リストラでかかる費用はおよそ1900万ドル~2300万ドルという。

今回の発表と共に、執行副社長兼最高執行責任者(COO)のカーク・アーノルド氏を同日付で解雇、および金融、会計担当の副社長であるジェイソン・バーク氏も8月10日付で解雇することを発表した。

同社は今後、ポスト&プロフェッショナル事業に焦点を当てて、業績改善に取り組む。

(山下香欧)