エイベックス・グループ・ホールディングス株式会社とソフトバンク株式会社は8月9日、年内に新しいエンターテインメント総合サービスを共同展開することを目的とした合弁会社を設立することを発表した。

合弁会社は9月に設立を予定しているが、資本金や出資構成、代表者などは公開されていない。新しいサービス事業はこの11月にも開始する予定としており、合弁会社が提供するサービスは音楽・映像の定額制サービスを中心とする総合エンターテインメントだとしている。

両社は、エイベックス・グループが保有するオリジナルコンテンツとコンテンツ企画と制作力に、ソフトバンクグループのスマートフォンを軸とするインターネットにおけるインフラや運用側の利点を合わせることで、音楽・映像コンテンツ市場の活性化と一層の拡大を図るとしている。

エイベックス・グループではNTTドコモとの合弁会社「エイベックス通信放送」を設立して、NTT docomoのiモードやAndroid OSスマートフォン向けの映像配信サービス「BeeTV」を提供している。 今回のソフトバンクとの合弁会社により、iOSのモバイルデバイス向けにサービスを展開していくとみられる。

(山下香欧)