ブロードメディア株式会社は、幕張メッセで開催中の「東京ゲームショウ2012」において、無線LAN対応クラウドゲーム機「G-cluster」を発表した。世界初のWi-Fiクラウドゲーム機という。2013年春の発売を予定しており、ゲームタイトルやサービス内容、製品価格などについては随時公開される予定。

G-clusterはゲームプログラムの実行などをサーバー側で処理し、処理結果の画面をインターネットで動画配信する、Gクラスタ・グローバル株式会社が保有する「Gクラスタ技術」を採用。G-clusterをHDMI系統があるテレビに接続し、加入しているWifiなどでインターネットにつなげば、パッケージソフトの購入やダウンロードをすることなくクラウドゲームを楽しむことができる。電源はミニUSB端子でテレビから給電する形式。

端末やゲームの操作は、スマートフォン、タブレット、パソコン用ゲームコントローラーで行える。

マルチデバイス、マルチスクリーンに対応する今回のクラウドゲーム方式では、今までのオンラインゲームとは違った新たなゲームの楽しみ方が展開できるという。例えば、釣りのゲームでは、スマートフォンを竿のように振るとテレビ画面で仕掛けが海に向かって飛んでいき、魚がかかったあとは、スマートフォンの画面上のリールを巻くことでテレビ画面には暴れる魚との攻防が映し出される。1つのゲームタイトルでも、それぞれのデバイスで異なる画像を表示/操作が可能だ。またそれぞれ違う場所にいるプレイヤー同士でマルチプレーや、画面共有観戦も楽しめる。

本ゲーム機は、23日まで開催されている東京ゲームショウ2012にて展示されている。

(山下香欧)