日米で人気を博しているテレビドラマ、「Hawaii Five-O(ハワイファイブオー)」の1月14日(現地時間)に放送されるエピソード「Kapu」は、最後の結末が決まっていない。

米CBSでは、局始まって初の試みとして、視聴者によるリアルタイム投票で決定されたエンディングを放送する。米国では時差放送されるため、地域ごとにエンディングが変わってくる可能性があるというわけだ。

1月14日放送のエピソードでは、ハワイ州知事直属の特別捜査班ハワイ5-0がオワフ州立大学教授の殺害を巡って、教授の上司、教授の助手や生徒達を調査する。視聴者は犯人を推理し、CBS.comとTwitterから投票する。投票は放送中にリアルタイムで集計されていき、最も人気のあるエンディングが放送される仕組み。CBSでは番組放送後に、すべてのエンディングパターンをCBS.comで視聴できるようにする予定。

「ミステリーの醍醐味は、”誰がそれをやったか”を推理することだ。今回のエピソードでは、視聴者は誰が犯人かを推理し、我々に伝えることができる。私自身、番組のファン達が一緒に事件を解決する役になれるという企画が実現して、嬉しく思っている」とエグゼクティブ・プロデューサーのピーター・レンコフ氏はコメントしている。

Hawaii Five-Oは、アメリカCBS系で1968年から1980年まで放送された長者番組がオリジナル。オープニングテーマをザ・ベンチャーズがカバーしたことでも知られる。このリメイク版が2010年秋からCBS系列で放送されており、日本でもBS日テレやAXNが放送している。制作総指揮/脚本は、ピーター・レンコフ、アレックス・カーツマン、ロベルト・オーチー。

(山下香欧)