個人がデザインして3Dプリンターで作ったアナログカメラが話題になっている。レオ・マリウス氏が企画・デザインして3Dプリンターで印刷したオープンソースの35mmフィルム用SLRカメラOpenReflexは、汎用レンズをマウントでき、実際に撮ることができる。

130725_OpenReflex-02.jpg

ほとんどのメーカーが製造を辞めた懐かしいアナログ式カメラだ。ビューファインダーがついており、メカニカルシャッターの速度は1/60秒。独自のマウントリングとペアリングすることで、ほとんどの汎用レンズに対応できるという。それぞれのカメラ部位はABS樹脂対応の3Dプリンターで作ることができるという。全部をプリントするのに15時間程度。個人ホビーレベルで2時間もあれば組み立てられるという。

130725_OpenReflex_04.jpg

マリウス氏は、オリジナルカメラ製作に興味がある人たちに向けて、オートデスク傘下のInstructablesサイトに企画をすべて公開している。素材は30ドルもあればおつりがくる。印刷時間に1日あれば十分なので、プリント機がなくてもレンタルという方法もある。

(山下香欧)