ソニーはこの秋、英国バッキンガムシャーにある映画製作コミュニティの中心と言われるパインウッド・スタジオに、新しくフィルムプロダクションの集まるコミュニティ「デジタル・モーションピクチャー・センター(Digital Motion Picture Center:DMPC)」をオープンする。

DMPCは昨年、米ソニーピクチャーズスタジオ内に設立されている。今回のヨーロッパ地域での設立にあたり、パインウッド・スタジオが選ばれた。

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DMPCは、映画製作業界関連者の研修と知識向上のためのリソースとして設計され、主にソニー製カメラを中心に撮影テクニックや最新技術の制作ワークフローを体験できるほか、専門スタッフや現場で活躍しているエキスパートより、ハンズオンのカリキュラムを受講することができる。

施設内には米DMPCと同様に、CineAltaファミリー(F65、F55、F5モデル)のカメラと最新4K編集ワークフローのシステムとツールや4Kディスプレイ機器が揃う予定。

ソニーは、このコミュニティから得られるフィードバックを、機材仕様向上のための開発に反映させたいという。英DMPCのオープンは9月末を予定している。

(山下香欧)