リコーはIFA2013にて、天球撮影(フルパノラマ)撮影に対応した、デジタルカメラ「RICOH THETA(シータ)」を発表した。

本体に組み込まれた2つの魚眼レンズが撮った180°の写真を合成するという、独自開発の超小型二眼屈曲光学系を採用することにより、シャッターを一度切るだけで天球イメージを撮影することができる。

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無料で使えるスマートデバイス専用アプリからTHETAをリモートコントロールできるほか、画像プレビュー、そしてFacebookやTwitter、Tumblrへ投稿できるようになっている。また、高解像度で保存・閲覧することができるパソコン用アプリケーションも提供されている。プレビューサイトtheta360.comでは、アップロードされた画像のアングルやズームを自由に操作して楽しむことができる。

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THETAの撮影可能距離は10センチから。シャッタースピードは、1/8000〜1/7.5秒。f/2.1絞り、マニュアル露出補正+ /-2.0EV(1/3EVステップ)、ISO感度は、100〜1600、オート露光制御。4GBの内蔵メモリに、約1200枚の記録ができる。画像フォーマットは、JPEG(Exif Ver2.3)でカメラファイルシステム規格 DCF2.0 に対応する。本体の重さは約95グラム。

価格は399ドル。フランス・ドイツ・イギリス・アメリカでは直販サイトにて今月から予約販売が開始されるが、日本での販売は現在検討中とのこと。専用サイトは既に日本語化されている。

(山下香欧)