米グーグルのウェアラブルデバイス、グーグルグラスに新しい動画共有アプリ「ライブストリーム」が登場した。

このアプリはネーミングのとおり、グーグルグラスを通して直接ストリーミング中継ができる。「OK Glass,start broadcasting」というコマンドとクリック1つで、ライブ中継が始まる。中継ストリーミングはライブストリームに登録しているユーザーが視聴できる。

このアプリを開発した米ライブストリームでは、手術の研修やライブコンサートやスポーツ観戦などを中継するツールと位置づけしている。しかし、グーグルグラス自身の機能だけでも、個人プライバシーを懸念する声が上がっていることもあり、今後、ウェアラブルデバイスからの動画や写真共有できる機能の利用規約についての論議は深まるようにみられる。米国では既にカジノや映画館などで、グーグルグラスを着用しての入場は禁止されている。またグーグルグラス自身も、ハングアウトを利用しての中継ストリーミングが可能であったが、このサービスは中止となった。

グーグルは今月25日に開催された年次開発者会議Google I/Oにて、このライブストリームの他にも音楽認識サービスの「Shazam(シャザム)」やワールドカップなどのサッカー試合について最新の情報を提供する「Goal.com」など、11種類のアプリを発表している。

(山下香欧)