日活株式会社と日本テレビ放送網株式会社が、タイの映像制作プロダクションのKantana Groupと共同出資し、制作プロダクション会社「株式会社カンタナ ジャパン」を設立したと発表した。本日より営業を開始しており、資本金は1億円で、出資比率は日活51%、Kantana39%、日本テレビ10%である。

Kantanaはタイ最大の映像制作プロダクションで、映像制作をはじめ、衛星放送チャンネルの番組制作・運営、広告代理業やイベントの企画・運営、マーケティング、大学運営等、エンターテインメント関連事業を多角的に展開。アジアの各国に支店も設けており、日本市場への進出を目指していた。今回、日活と日本テレビが目指すアジア進出に関しての目的と合致したことで、合弁会社設立に至ったという。

新会社の事業内容は、おもに国内のCG制作の受注となる。Kantanaが保有するリソースを活用し、タイにおけるアニメーション共同制作などの新規事業など、東南アジアを中心とした様々な映像事業の創出・拡大も推進していく。

(山下香欧)