PRONEWS

  • imgABOUT
  • imgTWI
  • imgFB
  • imgYTU

トップ > ニュース > 4K AXIOM Super 35mmデジタルシネマカメラ。オープンハードウェア&ソフトウェアでスケーラブルに仕様拡張

News

4K AXIOM Super 35mmデジタルシネマカメラ。オープンハードウェア&ソフトウェアでスケーラブルに仕様拡張

2014-10-24 掲載

141024_AXIOM

1か月前、類のない4Kオープンソースシネマカメラとしてクラウドファンディングサイトに登場したAxiomベータ。オープンソースカメラとして、スケーラブルに開発していけるのが大きな特徴だ。ボランティアで世界中から集まったフィルムプロ制作集団ApertusでAxiomベータのコンセプトを始めたのは数年前になるという。

Axiomベータは、将来のユーザーから搭載すべき仕様を聞きながら開発していく。調達できる資金規模によって、リモートコントロール、アクティブCanon EFマウント、バッテリーマウントから4K RAWレコーディング機能といった拡張を開発する予定だったが、すでに資金は予定の倍以上(現在2750万円)を達成したため、これら全てを製品化していく予定だ(ファンディング公開は23日で締め切っている)。

141024_-BETA_Zeiss_Battery2

搭載するセンサーは、4/3”のTrusense KAC-12040か大判スーパー35mmのCmosis CMV12000イメージセンサーから選べる。クラウドファンディングサイトで購入予約すれば、4/3”センサーでは2900ドル、スーパー35mmは3500ドル程度で完成製品が届けられる。また4/3”とスーパー35mmのセンサーを搭載したモノクロバージョンと、Cmosis CMV2000センサー(2/3”16mmセンサー)を搭載したフルHDカメラも開発することになった。

以下は各センサー自身の仕様。Axiomベータは、このセンサーの能力を最大限に引き出そうとしている。

141024_censorspec

Trusenseは12Fストップ(ローリングシャッター)で、9.3Fストップ(グローバルシャッター)。CMV12000センサー搭載モデルでのダイナミックレンジは10ストップだが、センサー自身の能力は15ストップまで拡張できる能力を持っているため、12ストップまでは拡張したいとしている。また3モードのHDRを有する。

141024_dr-illustration-v03

各センサーの感度、ブラックレベルやSN比とダイナミックレンジ、HDRなどのスペックは、Magic Lantern(マジック・ランタン)のコミュニティサイトに掲載されている。マジック・ランタンはCanon EOSカメラなどのアドオン機能を開発しているコーデック開発会社。今回のカメラでも開発支援をしている。

現在、搭載される主な仕様と機能は以下の通り。

  • リアルタイム映像処理(FPGA)、デュアルコアARM CPU
  • Linux OS(ArchLinux/Raspbian)
  • 4K RAW静止画
  • ルック:4チャンネルLUT、各出力のログモードとして対応(カスタマイズ可能)
  • リアルタイム処理:マトリックスカラーコンバージョン、固定パターン、ノイズ修正、ピクセル補正、オーバーレイ、誤色表示、ルックアラウンド(フレームに入れる前にVFでオブジェクトをチェックできる機能)
  • 3×HDMI系統から非圧縮フルHD(1080p60)4:4:4出力(4Kからダウンスケール)
  • ハイスピード転送レート(3×1080p60=180fps)
  • メカニカルシャッターを使わないタイムラプスとストップモーション撮影
  • リムーバブルな可視光線カットフィルター
  • キヤノン、ニコン、MFTレンズマウント(パッシブ)対応
  • 2モードのグローバルシャッター選択
  • モバイルデバイスからのカメラ機能制御
141024_size サイズは6.9mm(H)×10.8mm(W)×3.7mm(D) 141024_remotecontrol 商品化予定のリモートコントロールパネル

オープンソースを活かし、今後のスケーラブルなアップグレードで大判フルフレームか16mmハイスピード、またはダイナミックレンジのほうが優先なのか、そのあたりのフィードバックが反映されて進化していく。追加のインターフェイスもそうだ。3G-SDI、TC、ゲンロック、トリガー対応はすべてロードマップにのっている。高速SSDや高速転送に対応するためのPCIeインターフェイスやビルトインLCDなども検討しているという。キヤノン、ニコン、MFTレンズマウント以外のパッシブレンズマウントにも対応していく。

http://www.pronews.jp/pronewscore/wp-content/uploads/2014/10/141024_apertus-axiom-modules-cropped.jpg 完成製品の出荷予定は来年4月
※画像をクリックすると拡大します


ベータカメラで撮ったサンプルフッテージ(カラーグレード済み)

オリジナルデータもダウンロードして自分の環境で検証できる

(山下香欧)


[ Category : ]
[ DATE : 2014-10-24 ]
[ TAG : ]

関連する記事

160929_nhk_top

NHK、4K/8Kスーパーハイビジョンケーブルテレビ用小型受信装置を開発

小型受信装置の外観 NHKは、KDDI株式会社、株式会社ジュピターテレコム(J:COM)、日本デジタル配信株式会社と共同で、4K/8K放送をケーブルテレビ経由で見るための小型... 続きを読む

160923_metele1_top

メ~テレ、「メ~テレ秋まつり2016」会場でハイブリッドキャストによる4Kライブ配信デモを実施。機動性高い4Kライブ制作システムを採用

メ~テレ(名古屋テレビ放送)は9月24日と25日、名古屋市中区の久屋大通公園一帯で開催する「メ~テレ秋まつり2016」において、4Kライブ制作およびハイブリッドキャストを使用した4... 続きを読む

160908_featuredtitles_top

米ソニー、4Kムービーストリーミングサービス「Ultra」を来春からPCへ拡張

米ソニー・ピクチャーホームエンターテインメント(SPHE)は、2017年早期に米国で展開している4Kビデオビデオストリーミングサービス「Ultra」をPC向けに開始する。 S... 続きを読む

160718_skysport_top

英Sky、4Kサービスを開始。プレミアリーグ中継、4K映画作品ダウンロード視聴対応

Skyはサッカープレミアリーグの新シーズン開始日に合わせ、8月13日より4Kサービスを開始した。今春から開始したSky Qサービス用のセットトップボックスSky Q Silverを... 続きを読む

160808_comcast_NBC_top

米NBC、4K HDR+Dolby Atmosオリンピック放送を提供。NHK 8Kのダウンコンバージョン

© 2016 NBC Universal 米国オリンピック公式放送局であるNBC(NBCUniversal)は、ケーブル、衛星やIPTVサービス事業者を通して開会式... 続きを読む

トップ > ニュース > 4K AXIOM Super 35mmデジタルシネマカメラ。オープンハードウェア&ソフトウェアでスケーラブルに仕様拡張