※外付けマイクは別売り

株式会社JVCケンウッドは、4K解像度での記録・再生が可能な業務用4Kメモリーカードカメラレコーダー「GY‐HM200」を2015年2月下旬より発売する。希望小売価格はオープンで、市場想定価格は税抜29万円前後。

GY‐HM200は、4K(3840×2160)で24/25/30pの記録・再生が可能。H.264コーデックで4K撮影時には150Mbps、HD撮影時には50Mbps 4:2:2の記録に対応する。また、新開発F1.2の光学12倍ズームレンズ(焦点距離29.5mm~354mm、35mm判換算)を搭載しており、暗いシーンの撮影でも、細部までノイズの少ない描写が可能だとしている。また、高解像度センサーを生かした24倍ダイナミックズームモードでは、望遠708mm(35mm判換算)までの広範囲な撮影にも対応する。

記録メディアはSDHC/SDXCメモリーカード。カードダブルスロットの搭載により、リレー記録、デュアル記録、バックアップ記録の3つの記録方式が選択可能。ビデオフォーマットは、MPEG‐4 AVC/H.264(4K)、MPEG‐4 AVC/H.264(HD/SD)、AVCHD(HD/SD)、ファイルフォーマットは、QuickTime(MOV)とAVCHDに対応する。また、デジタル出力として、HD(3G)/SD SDI端子とHDMI端子を装備。非圧縮フルHD映像信号と音声信号をSDI端子とHDMI端子から同時に出力することも可能。

また、ネットワークアダプター端子(USB-HOST)を装備し、各種ネットワークアダプターの装着により、カメラへの直接接続、またはアクセスポイント経由で各種モバイル端末によるリモートビューイングに対応。REC/PAUSE、フルオート、ズーム、アイリス、フォーカス調整などのカメラ操作や、ゲイン、シャッタースピード、ホワイトバランスなどの詳細設定も各種モバイル端末からリモートコントロールが可能。さらに、HD/SDまたはWebファイルをネットワーク経由でも送信が可能で、対応するデコーダや、PCアプリケーションとの組み合わせにより、ネットワーク経由で映像(HD/SD)・音声のストリーミングが可能だ。クラウドサービス「Zixi」や、「Ustream」によるライブストリーミングにも対応している。

その他にも、1240万画素(有効画素903万画素)「1/2.3型裏面照射CMOSセンサー」、オートフォーカス&光学手ブレ補正機能、3ポジションのNDフィルター(OFF、1/4、1/16)を搭載。さらに、着脱可能な2チャンネルXLR音声入力端子付きハンドルユニットも装備している。

なお、GY‐HM200は11月19日(水)から21日(金)の期間中に千葉・幕張メッセで開催される国際放送機器展「Inter BEE 2014」の同社ブースにて展示予定だ(ホール3/No.3108)。