ワイヤレスのiPhone用拡張ハードディスクは珍しいものではなくなったが、Seagateからも500GBのワイヤレスHDD「Wirelessモバイル・ストレージ」が近々発売される。

150108_seagate-wireless

内蔵Wi-Fiで直接モバイルデバイスと接続する。またApple AirPlay、Google ChromecastやSamsungやLGのスマートTVと互換性がとれている。本製品のバッテリー持続時間は9時間程度。専用のメディア共有アプリSeagate Media appが無償で提供されており、これを使って最大3台のモバイルデバイスで同じコンテンツにアクセスすることができるので、映画や音楽ストリーミングを共有して楽しむことができる。

150108_Seagate-ces-2015_wireless

対応モバイルデバイスは全て挙げられていないが主要なものとしてiPhone/iPad、Android OSデバイス、Kindle Fireタブレット、Windows 8 PCやWindows RTタブレットとなっている。ワイヤレスでなくてもPCに接続して利用できる

150108_Seagate_Wireless_02

本体カラーは5色から選べる。サイズは12.5cm四方で厚さは2.4cm程度。重量は約280g。価格は米国で129ドル。来月から発売となっている

150108_seagate-seven

また、SeagateがCES2015で発表した新製品で一押しとされているのが、幅7mmという世界最薄から命名された500GB HDD「Seagate Seven(国内製品名は「Seagate Sevenmmポータブル・ドライブ」)」。筐体は薄型ステンレススチール製で厚さ5mmのHDDを保護しており、PCに内蔵しているベアなHDDを思わせるデザインだ。サイズは113.5×76×9.6(最厚部)mmで重さは150グラム。HDDにはモバイルデバイスの自動バックアップ用ソフトウェアがプリインストールされており、外部インターフェイス用にUSB 3.0ケーブルが付属する。価格は米99ドルで、早くて今月末から発売開始する。

150108_Seagage-Personal-Cloud

また、最大8TBのパーソナルクラウド用HDD「Personal Cloudホーム・メディア・ストレージ」もお目見えした。いわゆるホームセントラルサーバ的な使い方で、自宅にある全てのコンテンツをまとめて保管するためのHDD。Seagate Media appを使ってモバイルデバイスもワイヤレスでアクセスすることができる。モデルは3/4/5TBと、2ドライブ、2-Bay仕様の4/6/8TBが揃う。価格は米169ドルからで、1月下旬に発売する予定。

(山下香欧)