株式会社JVCケンウッドは、業務用ブルーレイディスク&HDDレコーダーの新モデルとして「SR‐HD2700」を2015年7月下旬より発売する。希望小売価格はオープンで、市場想定価格は税抜400,000円前後。

SR‐HD2700は、HD/SD-SDI入力端子に加え、HDMI入力端子を装備しており、対応機器からの映像信号をダイレクトにHDD/光ディスクへ記録が可能。入力されたHD映像をSD映像へダウンコンバートした記録が行える。入力されたさまざまな映像信号はHDDと光ディスクへ同時記録が可能なため、直接ディスクへ書き込むことで制作時間を短縮するだけでなく、HDDへのバックアップも同時に行える。

記録・再生ディスクは、BD‐RE/BD‐R、DVD‐R/DVD‐RWに対応。市販のBDやDVDビデオ、音楽CDも再生できる。BD記録フォーマットは、BDAVモードとメニュー付きBDMVモードで、DVD記録フォーマットは、VRモードとビデオモードが選択可能。BDなら最大約24時間、DVDなら約8時間までの連続記録が可能だ。また、SDI、HDMI入力信号を直接録画する際には、映像信号に文字を重ねることができ、文字の大きさや透過率、表示位置の設定も行える。

SDカードスロット/USB端子を搭載しており、市販のビデオカメラで撮影されたAVCHDフォーマットの取り込みや、同社のHDメモリーカメラレコーダーGY-HM850/HM650/HM600のHQモード(35Mbps)またはSPモード(25/19Mbps)で録画されたMOVとMXFファイルをSR‐HD2700のHDDへ取り込みが可能だ。

また、HDDに取り込んだ映像データのプレイリストの作成、チャプターやサムネールの編集、シーン削除、分割などの編集や、ディスク名、タイトル、グループ名などの変更も可能。RS-232C端子を装備しており、各メディアの録画、再生、タイトル、チャプターのダイレクト選択などの制御プロトコルを装備している。その他にも、LAN経由での外部制御や、内蔵HDDからBD/DVDへ最大32倍速でのダビング、自動リピート再生ディスクの作成が行える。