キックスターターに登場した、水中用の新しいアクションカメラ「GoFish Cam」を紹介しよう。GoProには釣りマニア用に、釣竿に取り付けられるマウントが揃っている。GoProでは水上で魚を捉えるところのアクションを撮影することができるが、こちらは水中で魚のアクションをクローズアップで捉えるカメラなのだ。

150819_GoFish-Cam2

製品化した外姿のサイズや重さは現在のプロトタイプから縮小される予定

うまくいけば、魚が針にかかるまでの映像を、仕掛けになった気分で楽しむことができる。開発者の釣りマニアの兄弟たちは、このカメラのプロトタイプをアクションアドベンチャー・カメラと称し、特許申請中だという。

150819_gofish-cam-2

ワイヤーに取り付ける

GoFish Camはワイヤレスカメラで、水中150メートルまで釣り道具と一緒に潜ることができる。淡水、海水でも耐えられる防水設計。レンズの視野角は170度で、レンズの周りに緑のLEDを搭載している。ナイトビジョン用の赤外線ライトも搭載しており、視界の悪い水中などでもフルHD(1080p)の映像を撮れるように設計されている。音声も一緒に収録できるようにマイクも内蔵される。記録メディアはmicroSDカードで32GBまで。またHDMIポート経由で外部モニターに再生できるようになっている。

また、撮った映像を編集して、直接ソーシャルサイトで共有するためのアプリも揃う予定だ。内蔵バッテリーの持続時間は約4時間。充電はUSBポートで行えるようになっている。

150819_GoFish-app

7月中旬よりキックスターターで資金調達を開始し、現在370台以上の予約注文が入っているという。資金調達としては製品化までの目標達成額を超えており、引き続きアクセサリー開発用の資金活動を行っている模様。GoFish Camの発売は来年2月を目指しており、価格は149.99ドルの予定。

プロトタイプのGoFish Camで捉えた水中での魚のアクションシーンが見られる

(山下香欧)