株式会社JVCケンウッドは、スポーツ科学に基づく映像分析向けの専用ビデオカメラシステムとして、スポーツコーチングカム「GC‐LJ25B」を8月下旬より発売する。希望小売価格はオープン、市場想定価格は税抜350,000円。

GC‐LJ25Bは、映像の検索・編集・管理の利便性を向上させるタギング機能に対応する無線システムをパッケージ化し、撮影映像に4種類のタグ情報(タグ名/録画開始からタグまでの時間/タグの何秒前から何秒後までを必要とするかを示す時間/選手名やイベント名等任意)を付加でき、タグ情報は複数台のカメラに付加することも可能。F1.2-F2.8広角29.5mm光学10倍ズームレンズ、1/2.3型総画素1276万画素高感度裏面照射CMOSセンサーを搭載。1920×1080/60p 36Mbpsのプログレッシブ動画記録が行える。動画フォーマットはMP4。

無線システム用端子を装備しており、オプションの専用データ送受信装置を搭載することで、複数台の本機をPC1台で遠隔操作が行えるマルチカメラ無線遠隔機能に対応。マルチカメラ同時制御による多視点からのフォーム分析や多箇所からの連続撮影などが可能。

ハイスピード撮影機能の記録スピードでは、120fps~600fpsの間で選択可能。スポーツ記録時に多用される300fpsモードでは同社従来機種より高画質化を実現しているという。また、試合全体の流れを短時間で確認可能な5fpsモード(タイムラプス)も採用している。

ハンドグリップと専用のレインカバーが同梱されており、約10時間の連続撮影が可能な長時間バッテリー「SSL-JVC75」(別売オプション)にも対応している。その他にも、静止画の高速連写機能とプログレッシブ撮影動画からの静止画切り出し機能や、タブレット/スマートフォンと連携可能なWi-Fi機能、同じ画角を繰りかえし再現可能なズームポジションメモリー機能を搭載している。