Googleのロゴのデザインが「どんなアクセス環境にもとらわれない、シームレスにつながるコンピューティングの世界を表すロゴ」として刷新された。新しいロゴマークは9月1日より公に登場され、ChromeブラウザではランディングページのGoogle Doodlesで、この新しいロゴ登場をアピールしている。

150903_New-Google-Logo

公式ブログによると、ロゴ刷新プロジェクトは今年の初めに開始されたようだ。Creative Labからマテリアルデザインチームまで会社全体の中核デザイナー達がニューヨークオフィスに招集され、1週間による設計の取り組みにかかった。

ロゴマークは、文字の端に突起状の飾りが付かないサンセリフ書体にマルチカラーの遊びを取り入れている。教科書の文字印刷の子供のようなシンプルさと幾何学的な形の数学的純度を組み合わせた。「入力方法や端末サイズにとらわれず、シームレスにつながっているコンピューティングの世界」を表現したという。

150903_logo

今回の変更で、青い「G」マークは、ロゴに合わせたカラフルなシンボルに変わった。ユーザーの利用シーンにあわせて、どんな小さな画面であっても、そこにGoogleの“魔法”が働いていることをお知らせできるように進化した、とブログで説明している。

150903_alphabet

経営組織の大幅な再編に伴い、新設する持ち株会社「Alphabet」のロゴマークは、Google主力のネット検索・広告事業を傘下に置くこともあり、お互いが意識しているようにみられる。

150903_googlelogohistory

Googleのロゴマークは1997年のランディングページに表示されるロゴから現在まで数度に渡って進化してきた。今回で創業以来5度目の更新となる。

(山下香欧)