株式会社エーディテクノは、mabco(マブコ)ブランド製品として、HDMI出力可能なスキャンコンバータ内蔵デジタルマルチスイッチャー「MFDS100」を11月下旬より発売する。希望小売価格はオープン、市場想定売価は18万円前後。

MFDS100は、8種類の信号(HDMI、DVI-D、ビデオ、Sビデオ、アナログRGB、アナログY.Pb.Pr、アナログ音声、デジタル音声)入力、3系統の信号(HDMI 2系統、ビデオ1系統)出力と2系統(S/PDIF、アナログ音声共に1系統)の音声出力を搭載。入力した映像を、HDMI出力時に最大4K UHD 30pからNTSC、その他約40種類の任意解像度へアップ(ダウン)スケーリングが可能なため、映像表示するモニターやプロジェクター等の表示対応フォーマットに合わせて映像出力させる事で、信号切り替え時に発生する映像表示遅延を短縮する事が可能だとしている。

本体前面には、ボタン操作と付属のリモコン操作の他、外部制御用途としてRS-232C通信用ミニD-sub9ピン端子を搭載。PC上のターミナルソフトからのコマンド制御に対応しており、PCやその他の操作卓などから操作が行える。また、EDIDエミュレーション機能搭載により、接続する映像出力機器に合わせたEDID情報設定が可能で、EDID情報の読み込みエラーによる映像非表示問題を回避することが可能だという。

MFDS100の筐体は、EIA規格19インチラック1Uサイズに準拠。付属の取付金具を使用する事で19インチラックに本機を組み込むことができる。電源ACアダプターを接続するDCコネクタには、抜け防止用ネジ式コネクタを採用し、予期せぬ電源断や、振動によるコネクタの脱落を防止する。