株式会社JVCケンウッドは、2016年1月27日~28日の2日間、同社の横浜本社にてシステム内覧会を開催した。

同内覧会では、4Kメモリーカードカメラレコーダー「GY-LS300CH」「GY-HM200」や、分離型4Kカメラシステム「GW‐SP100」、8Kプロジェクター、高輝度HDR表示装置などを展示していた。

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4Kメモリーカードカメラレコーダー「GY-LS300CH」。昨年9月のファームウェアアップデートによりダイナミックレンジが800%のJVC Logモードが追加となった

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今年1月に発表したGY-HM200用の新ファームウェアで追加となったカラーマトリクスマッチング機能のデモンストレーション。同機能は他社のカムコーダーの色味を再現可能な機能で、各社のカメラが混在している撮影現場で役立つとしている

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Bradley社製製品とGY-HM650/600などのカメラを組み合わせたPTZリモートカメラシステム

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参考出品のリアルタイムスコアリングカメラレコーダー「GY-HM200SP」。タブレット端末と連動し、リアルタイムでスコアを表示することが可能だ。アメリカでは発売されているが、日本国内での発売は検討中とのこと

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分離型4Kカメラシステム「GW‐SP100」と、PFU社製非圧縮IP伝送装置「QoolTornado QG70」による転送デモ。4K60pの映像をほとんど遅延なくIP伝送が可能だとしている

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2016年4月下旬発売予定のDLPプロジェクター「LX-WX50」でのプレゼンテーションや、8Kプロジェクター「DLA-VS4800」による8K映像のデモンストレーションが行われた

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HDRリアプロジェクションシステムの4,500cd/m2と1,000cd/m2との輝度比較

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スポーツ科学に基づく映像分析向けの専用ビデオカメラシステム「GC‐LJ25B」。ハイスピード撮影機能の記録スピードでは、120fps~600fpsの間で選択が可能

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GC‐LJ25Bには録画しながら映像にタグ(目印)をつけるタギング機能が搭載されており、撮影映像に4種類のタグ情報(タグ名/録画開始からタグまでの時間/タグの何秒前から何秒後までを必要とするかを示す時間/選手名やイベント名等任意)を付加することが可能

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インターネット配信・伝送システム「Zixi」の活用例として、同会場の9階に設置したカメラの映像の生中継を行っていた

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BD&HDDレコーダー「SR-HD2700」には、オリジナルロゴのオーバーレイ記録や、ループ記録、追っかけ再生、オートディスクイジェクトなどの機能強化オーダーが可能

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IPベースによるメディア・ワークフローの提案として、今年4月にリリース予定の朋栄社製素材管理ソフトウェア「MediaConcierge Center ver.3」と、GY-HM650を使用したデモが行われていた。MediaConcierge Centerは、Webでの素材管理が行え、時間軸メタデータの付加、SNSライクな情報共有やグループ管理、クラウドへの対応が可能。同会場ではGY-HM650で撮影した映像をMediaConcierge Centerに取り込み、その場で素材にメタデータを打ち、検索ができる機能などを紹介していた

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今年4月発売予定の朋栄社製LTOサーバー「LTS-70」。6TB(最大記憶容量、非圧縮時)のテープに保存可能で、インターフェースオプションとして10GbEまたはUSB3.1ポートの追加が可能だ