動画配信サービス「Hulu」を運営するHJホールディングスは2月18日、タイム・ワーナー傘下で有料放送事業者の米Home Box Office(HBO)と日本国内でのSVOD配信(定額制VOD)において、独占・包括的コンテンツライセンス契約を締結したことを発表した。

Huluは発表同日より、HBOのコンテンツの配信サービスを開始している。2015年のエミー賞において作品賞などを受賞した「ゲーム・オブ・スローンズ」のほか、「セックス・アンド・ザ・シティ」や「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」など、HBOライブラリ作品の中から常時800話以上の配信を予定する。日本未公開の作品も惜しみなく配信していく予定で、米国の最新ドラマシリーズでエミー賞やゴールデン・グローブ賞など数々の賞を受賞したコメディードラマ「Silicon Valley(原題)」もリストアップされている。

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© HBO Go

HBOは米国内において、ケーブルや衛星事業者に番組を提供しているほか、ケーブル/衛星テレビサービス加入者向けのHBO GOとSVODのHBO NOWというOTTサービスを展開している。

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© HBO Go

また日本のHuluとのライセンス提携のようにAmazonプライムへもHBOライブラリを提供している。日本では現在、スター・チャンネルがHBOの番組コンテンツをケーブル・衛星テレビサービスへオンデマンドを含めて提供している。

(山下香欧)