アシスト、4K映像編集+スクリーニングルームをDCP/IMF対応にアップグレード
2016-03-04 掲載

東京大田区にあるアシスト株式会社は昨年、4K映像サービスを始める企業の要求に対応していくために、4K映像加工が行える独自の統合編集システムを構築し、DCP(デジタルシネマパッケージ)化や4K放送番組、大型デジタルサイネージなどのコンテンツ制作、編集サービスを行っている。

DCPはデジタルシネマの上映方式であるため、今や全国普及したデジタルシネマ劇場で上映するには必須となる。しかし従来のプロダクション設備によるDCP化の作業費は高額なため、インディーズ作品や小規模予算での映画製作では賄いきれず、収益の見込みがないために配給したくてもできないという、コンテンツ普及を妨げる事態に陥っている。アシストでは、この問題を重く受け止め、自社ポストプロダクション環境でリーズナブルなDCP制作サービスを提供することで、コンテンツ普及促進に加担している。

2階にある編集室では、WindowsとMacプラットフォームによる総合編集システムで作業が行える。Windowsのワークステーションには、DIコンフォームシステムのASSIMILATE Scratch(スクラッチ)、Adobe Creative Cloud、EDIUS Pro、DaVinci Resolveからクオリティチェック機能を持つリファレンスプレイヤーGrayMeta(元アーキメディア)Atlas、そしてアップコンバーター(超解像)のZaxel Superscalarがオールインワンに搭載され、相互間をシームレスにやりとりができるようにしている。Macプラットフォームも編集、グレーディング、コンフォーミングの各種ソフトウェアが混在した総合編集システムとなっている。


※画像をクリックすると拡大します
1階にある、スクリーンルームには、85インチのソニー4Kブラビアに、DOLBYデジタルシネマプロセッサーCP750を用意した7.1chサラウンド対応音響システム、そしてコンテンツ再生側にはDCPを再生できるGrayMeta Atlasが置かれている。GrayMeta Atlasは編集室のWindowsベースの編集システムにも搭載されているが、リファレンスプレイヤーとして、4K DCIまでの解像度を持つマルチフォーマットのコンテンツを再生するだけでなく、DCP/IMFといったパッケージ内に含まれるエレメントやメタデータを確認することができる。


アシストではAtlasを上位包括システムIrisにグレードアップし、IMFコンプレックスファイルのCPLから、映像、オーディオ、字幕、キャプションデータを抽出して再生できるシステムへと進化させた。納品規定フォーマットをテンプレート登録しておくことで、納品規格に即したコンテンツに仕上がっているかどうかを瞬時に視認できる機能も便利だという。


アシストは隣接国のプロダクションとの仕事交流を始めており、Irisの持つコラボレーション機能を活用してプロジェクトメンバー間で素材のやりとり、QC(クオリティチェック)を行うフローを作っていくという。
(山下香欧)
[ Category : NEWS ]
[ DATE : 2016-03-04 ]
[ TAG : 4K]
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