AvidはNAB2016にて、ファイルおよびライブ信号ベースの集中型メディア・ワークフローに対応する統合環境の提供と、Avid MediaCentral PlatformにおけるリアルタイムIP信号のサポートにより、メディア業界のIP移行を加速する計画を発表した。

ファイルベース・ワークフロー対応プラットフォームAvid MediaCentralは、標準IPネットワーク上で、オーディオ・ビデオ・ストリームの配信を実現する新たなオープン技術標準にサポートを拡大する。Avidツールおよびインフラストラクチャに加え、成長するエコシステムに含まれるパートナー・ソリューションを統合するAvid MediaCentral Platformの機能更新により、メディア・コンテンツの作成と配信の全分野において、自動化したコンテンツの流れを調整することが可能だという。

同社は今後リリースするバージョンにIPインターフェースを追加し、これまでSDI信号インターフェース(インジェスト、送出、編集、グラフィックス等)を提供していた既存ソリューションを強化し、ユーザーが現行のオペレーションを中断することなく、自分のペースで移行する選択の自由を提供するとしている。NAB2016で発表されたIP技術の主な発表内容は以下の通り。

(以下、プレスリリースより引用)

  • Grass ValleyおよびSonyを含むパートナーと相互運用可能なIPワークフローをデモンストレーション
  • Media Composer等、これまでSDI信号に対応してきたAvid製品向けIPインターフェイスを紹介
  • MediaCentralプラットフォームにおける、IP信号対応のオープン、非依存、標準ベース・アーキテクチャを発表
  • 最近加入したAIMS Allianceを含むオープン技術標準、業界連合のサポートを発表