Avidは、異種テクノロジーの統合作業の負荷を軽減するAvid MediaCentral Platformの新しい技術を発表した。

新たに拡張されたAvid Connectivity Partner Programでは、開発業者向けに様々な新しいサービス、ツールキット、認定プログラムが提供される。新しいAvidエンタープライズ・マーケットプレイスでは、メディア・プロフェッショナルやメディア組織が、一元的サイトからソリューションに即座にアクセス可能となった。これらの技術は、Avid EverywhereとオープンなAvidプラットフォームを基盤としているため、ユーザーは提供されるツールを利用することで、コラボレーションに対応する効率的な方法でコンテンツを作成、管理、配布できるとしている。

Avidのマーケティング・ソリューション担当副社長、アラン・ホフは次のようにコメントしている。

ホフ氏:今日、放送局やメディア企業は、ベンダーが使用する多種多様なテクノロジーへの対応が問題となっています。放送局やメディア企業の多くが、異種システムの統合に、IT予算の最大25%を投じているのです。そこで当社では、Avid MediaCentral Platformのオープンなアーキテクチャを利用し、業界の優れたソリューション開発業者に働きかけて、Avidのお客様が容易にメディア・ワークフローを統合できるソリューションの開発を促進しています。

Avid Connectivity Partner Programを拡張して、プラットフォーム互換のソリューションをさらに簡単に作成できるサービスとリソースを開発業者向けに提供していますが、驚くほど大きな反響があります。Avidマーケットプレイスでは、Avid MediaCentral Platform対応の新しいコネクターやアプリが続々と提供されており、お客様はそれらを利用してワークフローに存在する重大なギャップに速やかに対応できます。

Avid Connectivity Partner Programの拡張により、ユーザーはオーバーヘッドを縮小でき、開発したソリューションをより迅速かつ効率的に市場への提供が可能だという。また、将来的にアプリの提供を希望する開発業者は、一元的リソースにアクセスするだけで、必要な情報を収集してこのプラットフォーム向けの開発を開始することが可能。

Adobe Professional Videoのパートナー・リレーション責任者であるスー・スキッドモア氏は次のようにコメントしている。

スキッドモア氏:異なるテクノロジーの混在はこの業界の大きな課題の1つであり、お客様は統合作業のために貴重な時間と財務リソースを無駄にしています。オープンなネットワーク対応のプラットフォームと今回の新しいAvid Connetivity Partner Programは、異種製品に対応するエンタープライズクラスのワークフローを、より迅速にコスト効率良く市場に提供できる優れたアーキテクチャであるとAdobeは確信しています。Avidとのパートナー関係は、当社が高品質のコンテンツ制作に必要な統合ワークフローを備えたネットワーク対応製品をメディアプロフェッショナルに提供するうえで大きな助けとなっています。