LTOサーバ「LTS-70」と素材ファイル管理ソフト「LTS-MAM」の組み合わせ

株式会社朋栄は、ファイルベースソリューションの新製品として、LTOサーバ「LTS-70」を2016年6月末、マルチコーデック・ビデオアーカイブレコーダ「LTR-200HS7」を2016年9月末に発売する。希望小売価格は、LTS-70が税抜130万円、LTR-200HS7が税抜380万円。

LTS-70は、LTO規格に準拠し、過去のLTOテープに対する後方互換性をもつ。10GbEやUSB3.1などのインターフェースを追加搭載でき、4Kビデオの大容量データの高速処理が可能だとしている。LTS-70に接続した外付けハードディスクドライブにも同時書き込みが行え、LTOオートローダを接続しアーカイブシステムをスケールアップさせることも可能だ。

また、さまざまなコーデックに対応しており、オプションソフトウェアにより保存したデータのサムネイル、プロキシビデオを自動生成可能。本体内に素材管理ソフトウェアLTS-MAMを実装することで、LAN上にあるコンピュータのブラウザからアクセスして、メディアアセット管理機能を容易に行うことも可能だ。

160526_LTR-200HS6_top

マルチコーデック・ビデオアーカイブレコーダ「LTR-200HS7」

LTR-200HS7は、ビデオ入力からエンコード、LTOテープへのバックアップ/アーカイブ、ビデオ出力などのメディアアーカイブワークフローを1台で行えるビデオアーカイブレコーダ。LTS-70と同様にLTO-7ドライブを搭載し、マルチコーデックに対応。HD/SD-SDI入出力、放送品質コーデック、MXF(OP-1a)ラッピング/アンラッピングなどの機能を搭載している。LTOに記録されたMXF/MOVファイルは、ノンリニア編集システムなどで利用可能だとしている。