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Blackmagic Design製品事例:「世界卓球2016」マレーシア中継の場合

2016-05-27 掲載

© 卓球王国

Blackmagic Designの発表によると、株式会社コンセプトがテレビ東京で放送した「世界卓球2016」にて、Blackmagic Micro Studio Camera 4KおよびVideo Assistを卓球の試合で画像処理に使用したという。

コンセプトは、自社開発によるQoncept AR Engineを使って様々なAR・VRサービスを提供しており、海外拠点として上海にもオフィスをかまえている。今回のテレビ東京での中継では“卓球をもっとおもしろく観せる”というエンターテインメント的な役割が求められた。同社のソフトウェア技術とBlackmagic Designの製品の組み合わせによって、各選手の球の速さや攻めているエリアなどを解説するためのシステムが構築された。

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コンセプトのCTOで工学博士である林建一氏は次のようにコメントしている。

林氏:2台のMicro Studio Camera 4KとVideo Assistを使って、試合中の卓球台を撮影しました。2台のカメラはBlackmagic Sync Generatorで同期をかけて、ステレオ3D撮影をしました。そのステレオ3Dの映像を中継車で受け取って画像解析することによって、選手の打った球の動きを3次元的にリアルタイムで捉えることができるんです。

160527_HAYA3311267 株式会社コンセプト CTO 林建一氏

コンセプトの画像解析技術によってMicro Studio Camera 4Kの映像から、さまざまなデータを取ることができる。

林氏:試合中に選手がどのエリアを攻めているかなどのデータを蓄積しておいて、リプレイの場面でそのデータを解説者に瞬時に提供したり、球の速度を計測したりしました。そうすることによって、解説者もより詳しい解説が可能になります。

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こういった計測は公式試合で行うのは容易ではなく、スピードガンを持ち込むこともできるが、卓球の球は小さすぎてスピードガンが球の動きを捉えることができない。そのため公式試合で卓球の球の速度がわかるようになったのも今回の中継が初めてだという。また今回は、はじめての試みでいきなり海外での中継だったため、現地側で配線などの技術面がどこまで整備されるかが不確定だった。

林氏:球の動きが速いため、シャッタースピードなどをVideo Assistで確認しながら設定しました。今回はシャッタースピードの設定を1000くらいに設定しているため、撮影した映像自体はかなり暗かったんです。しかし、Micro Studio Camera 4Kの出力は10bitだったので、暗い中でも10bit信号の持つ輝度の差を使って画像解析することができました。

現地でのトラブルをできるだけ避けるため、シンプルな構成を心がけました。Video AssistとMicro Studio Camera 4Kの組み合わせであれば、この2つをつなげて後はSDIで中継車に出力を送るだけです。

中継車側では、Micro Studio Camera 4KからのビデオフィードのキャプチャーにDeckLinkが使用された。PCI ExpressをThunderboltに変換できるボックスにDeckLinkを2枚装着することによって、1080pのステレオの信号をキャプチャ可能となった。

林氏:以前も、世界陸上の中継の仕事で画像解析するための映像を撮影するためBlackmagic Studio Cameraを使用したことがありました。そういった競技会は海外で開催されることもあって、機材は小さいほど便利です。Studio Cameraもバックパックに入れて持ち込める点が便利でしたが、Micro Studio Camera 4Kになってさらに搬入と設置がしやすくなりました。また機材の導入コストを低く抑えられる点もメリットです。

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林氏:設置の際はバッテリーで動かしながら調整して、諸々の調整が終わったらきちんと配線する。配線しておけばバッテリーの充電もできるし、Video AssistとMicro Cinema Camera 4Kのバッテリーが同じという点も使いやすかったですね。今回はテレビ中継というエンターテインメント的な使い方でしたが、この技術は選手の日々のトレーニングにも利用できると思います。


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[ DATE : 2016-05-27 ]
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