Blackmagic Designの発表によると、ヘビーメタルバンド、オーガスト・バーンズ・レッドによるSelf Help Festでのライブコンサート映像の撮影に、Blackmagic Production Camera 4KおよびPocket Cinema Camera、Video Assistが使用されたという。また、コミュニティープログラム「HeartSupport」の一環として、バンドのインタビュー撮影に、URSA Mini 4Kデジタルフィルムカメラが使用された。

HeartSupportは、オーガスト・バーンズ・レッドのリードシンガー、ジェイク・ルーファス氏によって創設された団体で、うつ病、依存症、苦痛、人間関係の破綻、自殺、いじめ、自傷行為など、彼らのファンがそれぞれ抱える様々な問題を乗り越えるための手助けになることを目的としている。

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オレゴン州を拠点とする会社Release The Houndsのケイシー・ファリス氏、ダン・ベルナルド氏はHeartSupportの映像制作を担当しており、各バンドのライブインタビューおよびオーガスト・バーンズ・レッドのコンサート映像などを手がけている。彼らはホテルからステージ、さらにはアメリカ全土にわたるミュージックフェスティバルに、すばやく手軽に移動する必要がある。

2016年4月にカリフォルニア州で開催されたミュージックフェスティバル「Self Help Fest」には様々なジャンルから多くのバンドが集い、人々が自分自身を救う道を見つけるための手助けになるというメッセージを大きく発信したという。

ファリス氏は次のようにコメントしている。

ファリス氏:このような制作では、カメラとリグを自分一人で運び、いつでもセットアップして撮影できなければなりません。URSA Mini 4Kはすばらしいですね。この目的にもピッタリです。特に最近のSelf Help Festには最適でした。

Self Help Festは私がすべて撮影しました。バンドが準備する舞台裏から、モッシュピットを目の前にするステージの前まで、すべてです。モッシュピットのすぐそばで撮影すれば、カメラとリグが彼らの動く範囲内にあってはいけないことがすぐに分かりますよ。

Self Help Festにおいて、ファリス氏はHeartSupportのWebサイト用にURSA Mini 4Kを使用してUnderOath、Tonight Alive、Crown The Empireなどのバンドのインタビューも撮影した。インタビューが終わると、ファリス氏はそれぞれVideo Assistを搭載したPocket Cinema Camera 4KおよびPocket Cinema Cameraを使用して、オーガスト・バーンズ・レッドのライブセットをステージの前から撮影した。

ファリス氏:URSA Mini 4Kはコンパクトで軽いのですが、この場合はバンドのクローズアップショットを撮るために、モッシュピットのすぐ隣のかなり狭いスペースに入り込む必要があったんです。両方のカメラでISO800で撮影しました。最高のフッテージが得られましたよ。

フェスティバルでバンドを撮る場合、彼らが5分間でも自由になった時に捕まえなければなりません。照明条件が悪くてもそのまま撮ります。背景がアルミ波板で、嫌ないやな影が出てしまいそうでも、そのまま撮ります。つまり、必要としている映像を、自分のカメラが一発で撮ってくれていると信じて撮影できることが重要なんです。

URSA Mini 4Kはオールインワン・パッケージで、機能も動作も完璧でした。大きなリグを運ぶ必要もありませんでしたね。完璧なショットを得るために必要なものは、すべてそこにありました。

ファリス氏はSIGMA 17-50mmレンズを使用してインタビューをProRes LTとISO800で撮影し、イベント後にDaVinci Resolveでグレーディングを施した。