スウェーデンのハッセルブラッドは、有効5,000万画素の中判イメージセンサーを搭載した、ミラーレスカメラ「X1D(X1D-50c)」を発表した。デジタル一眼レフカメラ並みのボディサイズに32.9mm×43.8mmの中判CMOSセンサーを実装した、ハッセルブラッドとして初のミラーレスカメラとなる。業界としても初の中判ミラーレスカメラだ。

160624_compareson

一般的な一眼レフ並みのボディサイズに32.9mm×43.8mmの中判CMOSセンサーを実装した。ボディ重量750g、ボディサイズは幅150.4mm×高98.1mmx奥71.4mm

160624_x1d-hero 160624_all

新しいレンズマウント「Xマウント」を採用し、タッチ式液晶パネルや236万ドットEVF、内蔵Wi-Fi/GPSを搭載している。感度はISO100~25600、14ストップのダイナミックレンジを持ち、シャッタースピードは1/2000秒~60分(XCDレンズ使用の場合)。50メガピクセル(8272×6200)の静止画が撮影できるほか、フルHD(25fps)動画記録(H.264)も可能。

160624_lense

Xマウント用純正レンズ「XCDシステム」も併せて登場する。45mm F3.5と90mm F3.2

160624_rearpanel 160624_menu

92万ドット3型のタッチパネル式液晶モニター。メニューからの操作が見やすいようになっており、またプレビュー時にズームできる

160624_IF

記録メディアはSDカードで、デュアルスロットを装備している。片方でJPEGを記録しながら、もう片方にRAWを同時記録する機能を持っている

X1Dの発売時期は2016年8月後半を予定しており、価格は本体のみで約米9,000ドル。ヨーロッパや米国ではXCDレンズとのバンドルパッケージが用意され、XCD 45mm f3.5と一緒で11,300ドル、XCD 90mm f4.5と一緒で14,000ドルとなっている。

(山下香欧)