台湾STCオプティカル社から発売されている、色温度をレンズ側で調整できるカラーフェーダーフィルター「ICELAVA Warm-to-Cold(ICELAVA=アイスラヴァ)」を紹介する。通常、色温度調整はNDフィルターやカメラ側の設定で行い、重ねてポスト編集で完成させるものだが、同製品は1枚のレンズフィルターで、色温度を変えることができるのでいろいろなNDフィルターをそろえる負担がなくなる。

使用方法はいたって簡単、と動画で説明しているように、従来のNDフィルターと同様、カメラレンズに本フィルターを取り付け、そのあとフィルターを回し、好みの色温度へと変えていくだけ。色温度に加えて、前段的なカラーコレクションとしても利用できる。レンズサイズは、58mm、67mm、72mm、77mm、82mm。価格はオンラインで米130ドル。

160701_ICELAVA-Warm-to-Cold-Fader02 160701_ICELAVA_spectrum

主な特長

  • 色温度調整:2900K~6300K
  • 平均透過率:25%(ND4相当)
  • ガラス表面の平坦度:20/40(600mm以上の望遠鏡レンズや高解像度カメラに適応)
  • ガラスの厚さ:5mm。ドイツSchott B270光学クラウンガラスと日東電工の偏光フィルムを採用
  • 両面反射防止膜でフレアを低減
  • 両面NANO防塵防滴・耐脂コーティングおよび帯電防止コーティング(36層)

(山下香欧)