NHKは、8月5日から始まるリオデジャネイロ夏季オリンピックにて、「リオオリンピックの実験的な4Kネット配信」を実施する。スーパーハイビジョン試験放送する競技中継の一部を4Kに変換し、ハイブリッドキャスト経由で4Kライブストリーミングを行う。またNHKオンデマンドを通して、ハイライト編集をした番組コンテンツを4K VODで提供する。このNHKの発表をうけて、NTTぷららでも、同社が運営するスマートTVサービス「ひかりTV」でハイブリッドキャスト経由の4KライブストリーミングおよびNHKオンデマンド経由の4K VODの両方を提供していくことを発表している。

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4Kライブストリーミングおよび4K VODの視聴は、ひかりTVのIP再放送による地上デジタル放送サービス(データ放送)から可能

NHKオンデマンド経由で提供する4K VODは、ひかりTVのほかアクトビラビデオ、J:COMオンデマンド、milplus、Video Marketのプラットフォーム事業者のサービスからでも視聴できる。8月5日の開会式や、注目競技のハイライトなど8本程度(計8時間程度を予定)が提供される予定。配信開始は、実放送日の2~7日後を予定しているが、ライブを含めて両サービスでの番組スケジュール等は、まだ発表されていない。

NHKは、2014年のロンドン夏季オリンピックで初めてネット生中継(ライブストリーミング)を実施している。当時、生放送対象外の競技の模様を大会開催期間中にライブストリーミングし、2600万を超えるアクセス数を得ている。ライブ配信した時間は910時間以上だった。

 

(山下香欧)