© Universal Pictures

Blackmagic Designの発表によると、ユニバーサル・ピクチャーズの映画「ジェイソン・ボーン」のアクションシーン撮影に、Blackmagic Micro Cinema CameraおよびBlackmagic Pocket Cinema Cameraが使用されたという。また、撮影中のカメラポジションの確認用にはBlackmagic Video Assistモニター/レコーダーも使用している。

「ジェイソン・ボーン」は「ボーン・スプレマシー」「ボーン・アルティメイタム」などの「ボーン」シリーズ最新作。かつてCIAの暗殺者であったジェイソン・ボーンが闇の世界から這い上がる姿が描かれている。マット・デイモンが再びジェイソン・ボーンを演じ、アリシア・ヴィカンダー、ヴァンサン・カッセル、トミー・リー・ジョーンズ、ジュリア・スタイルズらが脇を固める。

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同作は、2007年公開の「ボーン・アルティメイタム」を手がけたイゴール・メグリックセカンドユニット撮影監督のセカンドユニットが追跡シーンやアクションシーンを担当した。メグリック監督は、ラスベガスの繁華街で行われた映画終盤のカーチェイスシーンの撮影に5台のBlackmagic Micro Cinema Cameraを使用した。SWATトラックの横にBlackmagic Micro Cinema Cameraをマウントし、トラックが路上の車を縫うように進んですべてのアクションを撮影したほか、カナリア諸島での追跡シーンでは複数のBlackmagic Pocket Cinema Cameraを使用している。

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メグリック監督:バイクと車の追跡シーンでは3台のBlackmagic Pocket Cinema Cameraを使用しました。このシーンでは、バイクに乗ったスタントマンのヘルメットや体に装着できる軽量のカメラが必要だったのです。これはスタントマンが車やバイクで階段を上り下りしたり、狭い路地や通りを駆け下りたりする、非常に難しいシーンです。私たちはこの映像で優れたPOVショットを作成できました。

ラスベガスの繁華街の撮影には、4台のBlackmagic Micro Cinema Cameraからなるカメラアレイのシステムを使用。同システムは、すべてのシャッターおよびゲンロックを1度に操作できるようになっている。同システムで撮影されたフッテージはグリーンバックの上部に設置したスクリーンに表示され、それに合わせてグリーンバックを背景にした俳優たちの映像が撮影された。4台のBlackmagic Micro Cinema Cameraはそれぞれ前後左右を撮影できるよう配置され、ラスベガスの360°の映像を作成したのだ。車内に設置されたカメラおよび他のすべてのカメラでタイムコードを記録したので、各ショットの正確なフレームをラスベガスのショットに対応させることができ、完璧にマッチした映像を作成できた。

さらに、Blackmagic Video Assistが各ショットのフレームオーバーラップおよびカメラのポジショニングの確認に使用され、これらのBlackmagic Micro cinema Cameraの映像は4分配器を介して司令塔となる中継車へと戻され、カメラロール、フレーム精度、ライブで見ることができるかどうかがチェックされた。