キヤノンは、業務用24型4Kディスプレイ「DP-V2420」を2016年11月上旬より発売する。希望小売価格はオープン。市場想定価格は税抜286万円前後。

DP-V2420は、同社の業務用24型4Kディスプレイ「DP-V2410」の後継上位機種。HDRの各種規格や方式に対応し、制作用途に応じてディスプレイの持つ最大輝度(ピーク輝度)を優先する表示、輝度を変化させない表示の2通りの確認が可能なHDR設定を搭載している。

HDRとSDRの映像を同時に左右に表示する2画面表示が可能。輝度レンジや正確な階調・明るさの違いの確認や、ダイナミックレンジの圧縮表示、クリップ表示の選択が行えるほか、カメラのメタ情報の表示やHDRに対応した波形モニターの表示など、撮影アシスト機能を備えている。

RGB LEDバックライトシステムと解像度4096×2160、アスペクト比17:9のIPS液晶パネルを搭載し、10bitパネルドライバーとディスプレイ用映像エンジンにより、RGB各色の濃淡を1,024段階での表示が可能となっている。また、同社の「CINEMA EOS SYSTEM」や、ARRI社のカメラシステムとの連携により、取得したカメラのメタ情報をディスプレイ上に表示する機能や、画質設定値を連動させて切り替える機能を搭載。

さらに、HDRの各種規格や方式に対応する映像編集用のPCやブルーレイプレイヤー、カメラなどと連携し、HDRのメタデータ情報(コンテンツの色域、ガンマ、最大輝度、平均輝度最大値)を画面に表示することで、HDR情報を確認しながら映像のモニタリングが行える。