左:KY-PZ100BE/WE 右:RM-LP100E

株式会社JVCケンウッドは、2016年9月9日~13日にオランダ・アムステルダムRAIにて開催される放送機器展「IBC 2016」に出展する(ホール12/ブースNo.F31)。

同社ブースでは「Go Live!over IP」をテーマに掲げ、業務用映像システム・映像制作向けの新商品となるカメラと周辺機器、モニターを紹介する。また、商品化を予定している4Kカメラモジュールも参考出品する。主な出展内容は下記の通り。

(以下、プレスリリースより引用)

■新たなIPソリューションを提案する「Studio Solution」エリア

当社初のPTZリモートタイプのIPストリーミングカメラ・コントローラーを展示するとともに、さまざまなシステムへの組込みを可能にする4Kカメラモジュールを参考出品します。

【主な展示商品】
1)【新商品】HDリモートカメラ「KY-PZ100BE/WE」および、リモートコントロールユニット「RM-LP100E」
遠隔地や撮影の難しい場所への設置が可能なリモートカメラと専用のコントローラーを新商品として出品します。一般的なリモートカメラの機能に加えて、有線・無線でのライブストリーミングを実現し、3G-SDI/HDMI/IPストリーミングの同時出力が可能であり、システムに応じて最適な映像出力を選択できます。リモートカメラとして求められる、さまざまな撮影シーンや運用に対応するため、当社独自のメカ技術による優れた位置精度と静音性を特長としたダイレクトドライブシステムを採用。同時に出品するリモートコントロールユニットにより、リモートカメラの遠隔地からの操作および設定も可能にします。

2)【参考出品】4Kカメラモジュール「GW-MD100」
映像制作分野向けに3G-SDIを4出力とすることで4K/50p,60p出力に対応した4Kカメラモジュール「GW-MD100」を展示します。このSuper35mmCMOSカメラモジュールは、専用コマンド(近日公開予定)にてドローンやPTZなどさまざまなシステムに組み込むことが可能な、シンプルな1BOXスタイルカメラです。次世代の4K映像制作に向けて、スタジオ収録はもちろん、スポーツイベント撮影などのさまざまな制作分野に対応します。

■IPストリーミングベースのカメラ撮影システム「Go Live! & Camera Shooting」エリア

“Go Live!”カメラ撮影システムによるIPストリーミングベースのカメラ撮影システムを紹介するエリアです。コンセプト展示としてIPベースのデモカー「Go Live!OB(Outside Broadcast)Van」をブースに設置し、インターネット回線を使った低価格な屋外ライブ撮影システムを紹介します。当社のIPストリーミングカメラを使った屋外での撮影シーンに対応し、1台の小型車に必要な機材をすべて搭載したシステムで、これまでロケーションや予算で中継が困難であった案件に柔軟な対応することが可能となります。

■撮影から配信までのEnd to Endソリューションを提案するJVCVIDEOCLOUDエリア

業務用ビデオのライブストリーミングプラットホームであるJVC VIDEOCLOUD

を使用した、映像撮影から配信までのトータルソリューションを提案します。ブースでは「コンテンツ撮影」「ライブ伝送」「編集」「広告付加」「WEBページヘの埋め込み」「配信」という一連のワークフローを実演します。

■IPストリーミング技術をスポーツ映像制作分野へ提案するSports & Live IP Solutionエリア

スポーツ制作分野向けシステムとして、高校や大学のスポーツ競技のライブ中継で採用されているスコア入力機能を搭載したIPストリーミングカメラ「GY-HM200SP」や、高速撮影できるカメラを複数台同期することでスポーツ向けの解析システムを実現する「GC-LJ25B」を参考出品します。

【主な展示商品】

1)【参考出品】スポーツプロダクションカメラレコーダー「GY-HM200SP」
業務用4Kメモリーカードカメラレコーダー「GY-HM200E」をベースに、ライブストリーミングや収録映像にスコアやチームロゴ(オプション)を自動的にオーバーレイすることができ、撮影と得点入力を1人で同時に行えます。スコア入力はネットワークに接続したスマートフォンやタブレット、またスコアボード装置と連携することも可能です。

2)【参考出品】マルチカメラ対応スポーツコーチングカメラシステム「GC-LJ25B」
最大で1秒間に600フレームの高速撮影のできる低価格のスポーツコーチング分野向けカメラです。複数カメラで同期撮影することにより、マルチアングルのスローモーションによるスポーツ解析を実現します。

■映像制作の各分野に向けたStudio & Field Monitorエリア

放送局向けモニターの新商品「DT-Vシリーズ」を中心に各種ニーズに合わせた商品紹介を行います。

【主な展示商品】

【新商品】放送局向けモニター「DT-Vシリーズ」
新たに高画質エンジンを採用し、映像表現に磨きをかけた21型モニター「DT-V21G2」と、17型モニター「DT-V17G2」に加え、10bit表示および広色域再現に対応し、ワンランク高い映像再現を可能とした24型モニター「DT-V24G2」や、17型モニター「DT-V17G25」を展示します。映像モードやツール機能も拡充した商品で、編集や映像確認など高い映像再現性が要求される用途向けとして提案します。