Avidは、2016年9月9日~13日にオランダ・アムステルダムRAIにて開催された放送機器展「IBC 2016」にて、オープンで相互運用可能なAvid MediaCentral Platform上でIP及びUHDワークフローの技術を発表した。

MediaCentral Platformの主要製品において、リアルタイムIP信号をネイティブ・サポートし、ファイル・ベースおよびライブ信号ベースのメディア・ワークフローに対応する統一環境を提供し、HDを含む新しいフォーマットへの対応を容易にするとしている。IP技術発表の主な要点は以下の通り。

■新たなAvidビデオIP統合
IBC 2016では、SMPTE 2022-6やVSF TR-03などのIP標準への対応で、集中型IPインフラストラクチャへいかに容易に移行方法と、Media Composer®、Maestro、3DPlay、Playmakerを含むAvid製品による、IPインジェスト、編集、プレイアウト、グラフィック挿入、モニタリングのワークフローの技術を発表。

■Avidの新たなUHD統合
標準SDI制作インフラストラクチャとIP制作ワークフローをシームレスに統合する革新的なUHDブロードキャスト・ソリューションにおいてMedia Composerソフトウェア、Interplay | Production、Media | Director、Pro Tools、Avid DNxHR、Avid NEXIS™を中心とするAvid UHDワークフローを発表。

同社バイスプレジデント兼製品管理最高責任者のダナ・ルチカ氏は次のようにコメントしている。

ルチカ氏:メディア業界が直面する激しい変化に対応するため、Avidは、顧客の成功のカギとなる重要な技術と新技術に大きく投資し続けています。IBC2016では、オープンで統合されたAvid MediaCentral Platformが、いかにIPストリーム・ベースのワークフローへの移行を加速し、UHDコンテンツのパワフルかつ効率的な作成、管理、配信を可能にするのかご覧いただきます。