キヤノンブース動画

キヤノンブース 360°全天球動画

RICOH THETA Sで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google ChromeブラウザおよびiOS/Android版YouTubeアプリが必要です。(アプリ起動はこちら)

キヤノンブースレポート

キヤノンブースでは「4K HDR BY CANON」をテーマに、CINEMA EOS SYSTEMの新製品EOS C700や、放送用レンズUHD DIGISUPER 27、業務用ディスプレーDP-V2420、レーザー光源プロジェクター4K600STZなどの新製品を展示し、入力から出力まで高画質な技術力の活用によるHDR制作環境を提案。デジタル一眼EOS-1D X Mark II、EOS 5D Mark IVなども出展したほか、ドローンを活用した新たなソリューションの提供を目指しプロドローン社に出資、業務提携したことから、PD4-AWというドローンにキヤノンのXC10を搭載したドローンコントロールロボットカメラシステムを参考出展した。

また、8Kのソリューションとして、10.1型の4K液晶ファインダーを装備した8K対応カメラやインターフェースBOX、8K対応HDRモニター、8K対応ズームレンズ7×19.7N KASDを組み合わせた8K収録システムが披露されていた。

EOS C700は、CINEMA EOS SYSTEMの最上位機にあたる製品となっており、ユーザーが撮影現場に応じて自由にカスタマイズ可能なモジュールデザインを採用。4K/60pの映像を本体内記録できるほか、Codex社のレコーダーCDX-36150を装着することで、最大4K/120fpsのRAW記録が可能となる。また、キヤノン独自のLogガンマCanon Log3、Canon Log2、Canon Logを搭載しており、最大15ストップの広いダイナミックレンジを持つ。なお、PLマウント搭載のEOS C700 GS PLが姉妹機としてラインナップされているが、基本的な機能や性能は同等だがグローバルシャッターを搭載したモデルとなっている。

inb2016_canon_08100

EFマウントを搭載したEOS C700。今までのCINEMA EOS SYSTEM Cシリーズと異なり、ユーザーが撮影現場に応じて自由にカスタマイズできるモジュールデザインを採用したことで、一般的なカメラデザインとなっている。装着されているレンズは、EFシネマレンズCN7x17 KSS KAS S。Codex社レコーダーCDX-36150と組み合わせることで、4K/120fpsのRAW記録が可能なほか、4.5KのRAW記録も可能

inb2016_canon_08108

EOS C700 GS PLはグローバルシャッターを搭載したPLマウント仕様となっている。本体にXF-AVCまたはApple ProResによる収録が可能だが、Codex社レコーダーCDX-36150と組み合わせることで、4K/120fpsのRAW記録が可能。ファームウエアの更新により4.2KのRAW記録にも対応できる。写真右側はリモートオペレーションユニットOU-700

inb2016_canon_08113

CN-E18-80mm T4.4 L IS KAS S。レンズのコーティング技術や鏡筒内面の遮光設計技術などを活用することでゴーストやフレアの発生を抑制することで、広いダイナミックレンジに貢献し、高い描写力を発揮

inb2016_canon_08111

CN-E18-80mm T4.4 L IS KAS Sに装着したCOMPACT-SERVO Lens専用グリップZSG-C10。REC START/STOP、ZOOM操作、ONE-SHOT AFがグリップ側で操作可能。EOS C300 Mark II/EOS C100 Mark IIなど20ピンケーブル対応の機種と接続できる

inb2016_canon_08115

UHD DIGISUPER 27。2倍エクステンダー使用時を含むズーム全域で画面中心から周辺部に至るまで均質な4Kオーバーの高解像力、高コントラストを実現。蛍石やUDガラスを最適配置することで、色収差を良好に補正し、色滲みや輪郭に色づきのない描写を実現。コーティングや鏡筒内面反射抑制により、ゴースト・フレアを抑制し、HDRに対応したヌケの良い高階調の映像が得られる

inb2016_canon_08098

DP-V2420は、独自開発の映像エンジンや新開発のRGB LEDバックライトシステム、IPS液晶パネルを採用することで、4K HDR制作に必要なハイダイナミックレンジをリニアに表示。正確な階調と色の確認を可能としているほか、HDR規格であるSMPTE ST 2084やHybrid Log-Gammaに対応している

inb2016_canon_9537

17型4K対応ディスプレーDP-V1710。EIA19インチラックマウントに対応なほか、質量約8.5kgと軽量で、DC 12V駆動に対応しており、フィールドでの運用も可能。4K60p映像を2本のケーブルで伝送可能な6G-SDI端子を装備しており、4K60p映像を2系統入力して切り替え表示が行える。なお、Canon Log/Canon Log2/Canon Log3やITU-R BT.2100-0対応のHybrid Log-Gamma(HLG)、SMPTE ST 2084などにも対応

inb2016_canon_08125

参考出展の8Kカメラ。有効画素8192×4320の8Kスーパー35mm60fpsセンサーを搭載。13STOPのCanon LogやCinema Gamutの8K RAW出力が可能。レンズマウントはシネマロックタイプのEFマウントとなっている。レンズも参考出展のもので、7×19.7N KAS D Cinema servo lens

inb2016_canon_08123

参考出展の55型8K HDRディスプレー。参考出展の8Kカメラで撮影した映像をリアルタイムで視聴できるようにセットされていた

inb2016_canon_08138

ドローンコントロールロボットカメラシステムはプロドローン社の全天候型ドローンPD4-AWにキヤノンのXC10を搭載したものでRU-200により遠隔操作可能。ドローンは有線給電に対応しており、長時間の飛行が可能(参考出展)