PRONEWS

  • imgABOUT
  • imgTWI
  • imgFB
  • imgYTU

トップ > 特集 > [InterBEE2016]Avidブース:AdobeユーザーがAvidの制作環境へアクセス可能なシステムや、4K/HDR対応ソリューションを展示。ユーザーによ…

News

[InterBEE2016]Avidブース:AdobeユーザーがAvidの制作環境へアクセス可能なシステムや、4K/HDR対応ソリューションを展示。ユーザーによるデモや講演も開催

2016-11-30 掲載

Avidブース 360°全天球動画
RICOH THETA Sで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google ChromeブラウザおよびiOS/Android版YouTubeアプリが必要です。(アプリ起動はこちら)

Avidは4K/HDRに対応したMedia Composerや、小規模ポストプロダクション向け共有ストレージNEXISのほか、4K編集スターターパッケージとしてArtist | DNxIOビデオインターフェースを組み合わせたシステム、Interplay | Productionへの4K/HDインジェスト機能のデモンストレーションなどが披露された。

inb2016_avid_09203 NEXISはMedia ComposerやPro Tools、サードパーティのNLEにも対応しており、展示ではグラスバレーのEDIUS(REXCEED)やAdobe Premiere Proによるシステムを出展 inb2016_avid_09207 4KおよびHDRに対応したノンリニア編集ツールMedia Composerや小規模ポストプロダクション向けエントリーレベルのメディア共有ストレージNEXIS | PRO、ビデオインターフェースArtist | DNxIOを組み合わせたHDR対応4K編集システム inb2016_avid_09205 クリップエフェクトやレイヤー編集モードなどの機能が追加されたほかサードパーティー製I/Oに対応したPro Tools12.6

Avidユーザーに聴く

inb2016_avid_09704 メインステージにてMediaCentral | UX Connector for Adobe Premiere Pro CCの解説のほか、サウンドデザイナーのデイブ・ホワイトヘッド氏やCuttersのエディターAika Miyake氏による講演を開催

メインステージでは、Adobe Premiere Pro CCユーザーにAvid制作環境へのアクセスを可能にするMediaCentral | UX Connector for Adobe Premiere Pro CCを紹介していたほか、映画「ロード・オブ・ザ・リング」や「ホビット」制作チームより、サウンドデザイナーのデイブ・ホワイトヘッド氏の講演および、CuttersのエディターAika Miyake氏によるパンパースのWeb用CM「Mom’s First Birthday」を題材にした講演などが開催された。

パンパースのWeb用CM「Mom’s First Birthday」を題材にした講演を行った、CuttersのエディターAika Miyake氏に編集においての考え方と編集を行うツールに必要なことをお伺いした。

inb2016_avid_miyake Cutters エディター Aika Miyake氏

Miyake氏:米国で大学を出たのち帰国してテレビ業界に入り、そこでAvidを使い始めてからフリーランスになって、CMや長編ドキュメンタリーなど様々な作品を手掛けることになりました。

フリーランスの時、オフライン、オンライン、オペレーター的なことなど、編集にまつわる様々なことを経験しましたが、その後Cutters東京オフィスに入って編集の楽しさを見出すことになりました。ムービングピクチャーだからこそ伝えることができる感動や気持ち、情報などを載せていくことに編集の面白みがあることを見出すことになりました。予算がないとか時間がないために、往々にして素材と向き合うことや試行錯誤することなど、なかなか難しいことが多いのですが、自分の編集論を見つけ出すことがエディターとして大切だと思います。

たとえば、音響&編集技師のWalter Murch氏の言葉に「もっとも効果的に、クリアに、エモーショナルに、そしてそれを一番短時間でまとめてストーリーを伝えること」というのがありますが、いつも心に留めて編集しています。こうした経験から編集を行うツールとして大切なのは安心して使える安定感だと思いました。

お客さんを迎えて編集する時に、突然落ちたり、データーが消えたりしないとか、編集に必要なツールがいっぱい入っていて自由な編集が行えることですね。そうしたツールの中で、例えばタイムコードウィンドウなんかはAdobeのと違っていっぱい出したいだけ出せます。音の移行やレイヤーが増えたのでより使いやすくなりましたね。

Cuttersでは映像の編集だけでなく、サウンドエフェクトを付けたりもするので、最終形に近いものができて、監督さんとかに見せるときに映像だけでなく音声も色々なアイデアを入れ込んだものを提示することができます。もちろん、ミキシングは別のサウンドデザインの方やエンジニアさんにフィニシングしてもらいますが、彼らが持っている音の素材とか、ミキシングのクオリティとか、サウンドに対するアイデアなんかもが全然違います。そうしたことで、完成品のクォリティがさらに良くなります。音の作業をする方たちはほとんどPro Toolsを使っていますので、やり取りもなんの問題もなくスムーズに行えます。

映画「ロード・オブ・ザ・リング」や「ホビット」制作チームのサウンドデザイナーのDave Whitehead氏にサウンド制作におけるツールについてお話をお伺いした。

inb2016_avid_whitehead サウンドデザイナー Dave Whitehead氏

Whitehead氏:動物の体の動きとか歩き方、息づかい、声などが自分のオリジナルのサウンドを通して生き物としてどう表現するどう伝えるかが最も難しく苦労する部分です。ほかにも、SFの世界では宇宙船とか生き物とか架空のものが登場しますが、物理的なことはもちろんですが、その映像がもつ背景や表現したい趣旨を踏まえ、科学的な根拠も加味しながら音を作っていくことが大切だと思います。

例えば、「エリジウム(Elysium)」というSF映画がありますが、そこに登場する宇宙船の振動の音とか、まだ現実にない未来のものとがいい例だと思います。いずれにしても監督が求めるコンセプトをきちんと共有して、何を求めどう表現するかを考えていくことが重要なことだと思います。

こうしたサウンドを作るうえで必要なツールや方法論は沢山ありますが、まず最初に作品の全てに目を通して、どのような方向性やイメージか踏まえたうえでどのようなレコーディングが必要かを考えます。音の素材は出来合いも物もありますが、外に出て様々な素材を集めることが重要だと思っています。

当然大量の素材が集まりますので、それを管理するメタデーターが必須です。こうして集めた素材を元に音を作ったり編集を行うことになりますが、宇宙船の振動の音1つをとっても様々な素材の音を合成したり編集したりします。そこでは既成の概念とかは存在しません。なんのルールもないわけです。宇宙船の振動の音に枕を叩く音とかが入っていてもかまわないのです。

ツールはこうした素材を効率的に管理することができて、自由な発想やアイデアを入れ込めるかが必要な要件になります。Pro Toolsは1993年くらいから使っていますが、自分のクリエイティビィビティを引き出してくれる存在といえます。サードパーティー製のプラグインも沢山使っていまして、サウンドエフェクト以外にもSoundminerという音源の管理ソフトなども使っています。

サウンドエンジニアとしてだけでなくクリエーターという立場からすると、ツールは絵筆のようなもので、表現の手段としていかに思い通りのことを自由な発想で実現できるかが重要ですね。Pro Toolsはそうした期待に応えることができるツールといえると思います。


[ Category : , , ]
[ DATE : 2016-11-30 ]
[ TAG : ]

この記事に関連する記事一覧

[InterBEE2016]エーディテクノブース:フィールドモニターやコンバーターなど、出力~中継・伝送~表示までを可能にする製品を展示

エーディテクノは、フィールドモニターやスキャンコンバーターのほか、分配器や延長装置などを出展。新製品は、5型タッチパネルを装備したアナライザー機能を搭載したアップ/ダウン/クロス対... 続きを読む

[InterBEE2016]ATOMOSブース:ついに発売となったSHOGUN INFERNOを中心に、これからの映像制作に必要な機能を搭載した製品群を展示

ATOMOSブース 360°全天球動画 RICOH THETA Sで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google Chromeブラウザ... 続きを読む

[InterBEE2016]EIZOブース:HDR表示対応のColorEdge CG318-4Kや、開発中のHDRモニターを展示。HDR制作環境の方向性を示す

EIZOブース 360°全天球動画 RICOH THETA Sで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google Chromeブラウザおよ... 続きを読む

[InterBEE2016 360°VOYAGE]360°全天球動画でInterBEE会場をご紹介!

厳選360°全天球動画ブースレポート InterBEE2016の会場内で360°全天球動画をお届け!InterBEE2016に参加できなかった方も、会場の雰囲気を少しでも感じてい... 続きを読む

[InterBEE2016]ヒビノ/ヒビノインターサウンドブース:取扱いメーカーのマイクロホンやアンプ、ミキサーなどを一堂に展示

ヒビノグループは同社が扱っているマイクロホンやアンプ、ミキサーなどのオーディオ製品をプロオーディオ部門2箇所と、映像制作/放送関連機材部門1箇所に出展したほか、INTER BEE ... 続きを読む

[InterBEE2016]コペックジャパンブース:スペイン生まれのモバイルリグShoulderpod初参戦

InterBEEは、国内最大の放送機器展ではあるが、時代の変化に即した様々な新規企業の出展も見受けられる。中でもiPhoneカメラの進化は凄まじく、iPhoneで映像制作を行うユー... 続きを読む

[InterBEE2016]NIXUSブース(動画)

InterBEE2016のNIXUS(北海道日興通信)ブース動画です。 ... 続きを読む

[InterBEE2016]SIGMAブース(動画)

InterBEE2016のSIGMAブース動画です。 ... 続きを読む

[InterBEE2016]銀一ブース(動画)

InterBEE2016の銀一ブース動画です。 ... 続きを読む

特集記事

CES2017 CES2017
世界最大の国際家電見本市、2017 International CESをレポート。
PRONEWS AWARD 2016 PRONEWS AWARD 2016
2016年は映像業界にとってどのような年だったのか。PRONEWS AWARDで部門ごとに振り返る。
Inter BEE 2016 Inter BEE 2016
千葉幕張メッセにて開催されるInterBEE2016をレポート。
InterBEE2016の歩き方 InterBEE2016の歩き方
目的に合わせたブースをピックアップし、最小限の力で最大の効果が得られる最強の「Inter BEE 2016の歩き方」を紹介。
Photokina2016 Photokina2016
2年に一度催される、世界最大のカメラ関連の展示会“Photokina(フォトキナ)”をレポート。
IBC2016 IBC2016
オランダ・アムステルダムで開催された欧州最大の映像・放送の展示会IBC2016をレポート。
SIGGRAPH2016 SIGGRAPH2016
世界最大のコンピュータグラフィックスとインタラクティブ技術の学会・展示会SIGGRAPH2016ををレポート。
QBEE2016 QBEE2016
九州放送機器展(QBEE)をいつもの会場練り歩き方式でレポート。
InfoComm2016 InfoComm2016
イベント系オーディオビジュアル機材+コンテンツ制作関係などの専門総合展示会 InfoComm2016をレポート。
Digital Cinema Bulow III Digital Cinema Bülow V
映画撮影機材の専門展示イベント「Cina Gear Expo 2016」のレポート。デジタルシネマのいまを探っていく。
After Beat NAB SHOW 2016 After Beat NAB SHOW 2016
放送が始まった4Kやそれに伴うHDRなどのトレンドを中心として各メーカーの出展製品をみていく。
NAB2016 NAB2016
米国ネバダ州ラスベガスにて開催される世界最大の放送機器展覧会 2016 NAB Showをレポート。
SXSW2016 SXSW2016
米国テキサス州オースティンで開催された、SXSW(The South by Southwest:サウス・バイ・サウスウエスト)をレポート。
CP+2016 CP+2016
カメラと写真の総合展示会、CP+2016をレポート。
Digital Cinema Bülow IV Digital Cinema Bülow IV
パナソニックの新たなシネマカメラ・ラインナップ「VARICAM LT(AU-V35LT1G)」をレポート。

トップ > 特集 > [InterBEE2016]Avidブース:AdobeユーザーがAvidの制作環境へアクセス可能なシステムや、4K/HDR対応ソリューションを展示。ユーザーによるデモや講演も開催